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金剛輪寺
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
金剛輪寺
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'''金剛輪寺'''(こんごうりんじ)は、滋賀県愛知郡愛荘町松尾寺にある[[天台宗]]寺院。本尊は[[聖観音]]。[[百済寺]]・[[犬上・西明寺|西明寺]]と共に'''湖東三山'''と呼ばれる。通称は'''松尾寺'''。山号は松峰山(松峯山)。(参考:同名寺院[[松尾寺]]) == 歴史 == 741年(天平13年)、[[聖武天皇]]の勅願で[[行基]]が創建。 本尊は行基作という。嘉祥年間、[[円仁]]が中興。 1281年(弘安4年)、弘安の役で佐々木頼綱が祈願。 1288年(正応1年)本堂再建。 [[山城・宝菩提院]]の澄豪が金剛輪寺に住して天台密教西山流の拠点として栄えた。 300坊の子院があったといわれる。 1571年(元亀2年)、[[織田信長]]の焼き討ちで壊滅した。 子院として学頭の明寿院(旧正泉坊)の他、常照庵・智教坊・西光寺がある。 鎮守に大行社(大行事権現)がある。三重塔は待龍塔と呼ばれる。 (日本歴史地名大系、日本大百科全書、国史大辞典) [[Category:滋賀県]]
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