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笠松神社

出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2023年7月24日 (月)

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'''笠松神社'''(かさまつ・じんじゃ)は、山口県萩市にある、自刃した山口藩家老'''益田親施'''を祀る[[霊社]][[長門中山神社]]や[[赤妻神社]]と異なり[[招魂社]]扱いはされなかった。
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'''笠松神社'''(かさまつ・じんじゃ)は、山口県萩市須佐(長門国阿武郡)にある、自刃した山口藩家老'''益田親施'''を(1833-1864)祀る[[霊社]]。家祖益田元祥も配祀するという(『日本歴史地名大系』)。社格は不明。
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[[長門中山神社]]や[[赤妻神社]]と異なり[[招魂社]]扱いはされなかった。
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*元治1年11月11日:益田親施、禁門の変の責を取り自刃。
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==歴史==
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*慶応1年2月8日:須佐では益田親施を高正大明神として奉斎
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*1858年(安政5年)6月:江戸当役となり、山口藩政の事実上のトップとなる。
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*6月15日:藩主、益田親施を赦免
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*1864年(元治1年)7月17日:禁門の変を起こす
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*8月6日:社殿建立
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*1864年(元治1年)11月11日:益田親施、禁門の変の責を取り徳山総持院で自刃。
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*明治21年5月5日:益田親施を靖国神社に合祀?
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*1865年(慶応1年)2月6日:益田家旧臣らは大谷樸助を総督として回天軍を心光寺で設立。1月24日とも。
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*明治24年4月8日:贈正四位。
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*1865年(慶応1年)2月8日:回天軍、須佐の松崎神社で益田親施の短刀を御霊代として高正大明神と諡して祭典を行う。
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*明治33年5月9日:長男を華族に列し男爵とする。
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*1865年(慶応1年)6月15日:藩主、益田親施を赦免
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*1865年(慶応1年)8月6日:社殿建立
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*1888年(明治21年)5月5日:益田親施を[[靖国神社]]に合祀?
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*1889年(明治22年)10月:[[萩東光寺]]に招魂墓建立。
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*1891年(明治24年)4月8日:贈正四位。
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*1900年(明治33年)5月9日:長男を[[華族]]に列し男爵とする。
*益田親施表忠碑
*益田親施表忠碑
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*『益田右衛門介親施』[https://dl.ndl.go.jp/pid/2978059/1/19]
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*土屋貞夫1990「小国融蔵と回天軍について」[https://dl.ndl.go.jp/pid/7933636/1/29]
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[[Category:山口県]]
[[Category:山口県]]

2023年7月24日 (月) 時点における最新版

笠松神社(かさまつ・じんじゃ)は、山口県萩市須佐(長門国阿武郡)にある、自刃した山口藩家老益田親施を(1833-1864)祀る霊社。家祖益田元祥も配祀するという(『日本歴史地名大系』)。社格は不明。 長門中山神社赤妻神社と異なり招魂社扱いはされなかった。

歴史

  • 1858年(安政5年)6月:江戸当役となり、山口藩政の事実上のトップとなる。
  • 1864年(元治1年)7月17日:禁門の変を起こす
  • 1864年(元治1年)11月11日:益田親施、禁門の変の責を取り徳山総持院で自刃。
  • 1865年(慶応1年)2月6日:益田家旧臣らは大谷樸助を総督として回天軍を心光寺で設立。1月24日とも。
  • 1865年(慶応1年)2月8日:回天軍、須佐の松崎神社で益田親施の短刀を御霊代として高正大明神と諡して祭典を行う。
  • 1865年(慶応1年)6月15日:藩主、益田親施を赦免
  • 1865年(慶応1年)8月6日:社殿建立
  • 1888年(明治21年)5月5日:益田親施を靖国神社に合祀?
  • 1889年(明治22年)10月:萩東光寺に招魂墓建立。
  • 1891年(明治24年)4月8日:贈正四位。
  • 1900年(明治33年)5月9日:長男を華族に列し男爵とする。
  • 益田親施表忠碑
  • 『益田右衛門介親施』[1]
  • 土屋貞夫1990「小国融蔵と回天軍について」[2]
http://shinden.boo.jp/wiki/%E7%AC%A0%E6%9D%BE%E7%A5%9E%E7%A4%BE」より作成

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