ようこそ『神殿大観』へ。ただいま試験運用中です。 |
唐招提寺舎利殿
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2017年9月21日 (木)
(版間での差分)
1行: | 1行: | ||
'''唐招提寺舎利殿'''(とうしょうだいじ・しゃりでん)は、奈良県奈良市の唐招提寺にある[[仏舎利信仰]]の仏堂。[[鑑真]]が将来した三千粒の舎利を祀る楼閣造の堂。建暦2年(1212)、[[貞慶]]はこの舎利を中心として釈迦念仏会を創始した。元禄時代に舎利が礼堂に遷されたが、昭和13年に再び戻された。'''鼓楼'''と呼ばれるが、太鼓は置かれていないという。[[唐招提寺関連旧跡]]。 | '''唐招提寺舎利殿'''(とうしょうだいじ・しゃりでん)は、奈良県奈良市の唐招提寺にある[[仏舎利信仰]]の仏堂。[[鑑真]]が将来した三千粒の舎利を祀る楼閣造の堂。建暦2年(1212)、[[貞慶]]はこの舎利を中心として釈迦念仏会を創始した。元禄時代に舎利が礼堂に遷されたが、昭和13年に再び戻された。'''鼓楼'''と呼ばれるが、太鼓は置かれていないという。[[唐招提寺関連旧跡]]。 | ||
+ | |||
+ | 東室を改築した礼堂があり、[[清凉寺如来]]と日供舎利塔を祀る。鎌倉時代に東室の南側八間を改造して成立した。東正面。元禄時代、鼓楼の舎利を東室に遷座して舎利殿を設け、礼堂を南正面に改造したが、昭和13年の改修で鎌倉時代の様式に戻された。 | ||
+ | |||
[[category:奈良県]] | [[category:奈良県]] |
2017年9月21日 (木) 時点における最新版
唐招提寺舎利殿(とうしょうだいじ・しゃりでん)は、奈良県奈良市の唐招提寺にある仏舎利信仰の仏堂。鑑真が将来した三千粒の舎利を祀る楼閣造の堂。建暦2年(1212)、貞慶はこの舎利を中心として釈迦念仏会を創始した。元禄時代に舎利が礼堂に遷されたが、昭和13年に再び戻された。鼓楼と呼ばれるが、太鼓は置かれていないという。唐招提寺関連旧跡。
東室を改築した礼堂があり、清凉寺如来と日供舎利塔を祀る。鎌倉時代に東室の南側八間を改造して成立した。東正面。元禄時代、鼓楼の舎利を東室に遷座して舎利殿を設け、礼堂を南正面に改造したが、昭和13年の改修で鎌倉時代の様式に戻された。