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永代寺
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2022年12月2日 (金)
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+ | '''永代寺'''(えいたいじ)は江戸深川(東京都江東区富岡)にあった[[真言宗]]寺院。[[富岡八幡宮]]別当。[[江戸六地蔵]]の一つがあった。[[深川三十三間堂]]が隣接していた。廃絶。跡地に[[深川不動堂]]がある。'''金剛神院'''('''金剛心院'''とも)と号した。'''遍照院'''とも。山号は大栄山。 | ||
- | == | + | 奈良時代の天平勝宝年間の創建と伝える。1627年(寛永4年)、富岡八幡宮の創建と共にその別当となる。 |
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+ | 子院は明王院、吉祥院、功徳院、般若院、多聞院など6寺(11とも)があった。鎮守七渡弁天社があった。 | ||
+ | 七渡弁天社は地主神として古くから祀られてきた。現在も富岡八幡宮の境内社として現存する。 | ||
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+ | 1896年(明治29年)3月、子院吉祥院が名を継ぎ永代寺を名乗っている。 | ||
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+ | (東洋文庫『東都歳事記』註) | ||
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+ | file:深川不動堂・参道01.jpg|旧永代寺参道 | ||
+ | file:深川・永代寺 (2).jpg|現在の永代寺(旧吉祥院) | ||
+ | file:深川・永代寺 (1)扁額.jpg|扁額 | ||
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2022年12月2日 (金) 時点における最新版
永代寺(えいたいじ)は江戸深川(東京都江東区富岡)にあった真言宗寺院。富岡八幡宮別当。江戸六地蔵の一つがあった。深川三十三間堂が隣接していた。廃絶。跡地に深川不動堂がある。金剛神院(金剛心院とも)と号した。遍照院とも。山号は大栄山。
奈良時代の天平勝宝年間の創建と伝える。1627年(寛永4年)、富岡八幡宮の創建と共にその別当となる。 1653年(承応2年)、仁和寺末となる。
全国の社寺の出開帳が行われた。 子院は明王院、吉祥院、功徳院、般若院、多聞院など6寺(11とも)があった。鎮守七渡弁天社があった。 七渡弁天社は地主神として古くから祀られてきた。現在も富岡八幡宮の境内社として現存する。
1896年(明治29年)3月、子院吉祥院が名を継ぎ永代寺を名乗っている。
(東洋文庫『東都歳事記』註)