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イスラム教シーア派

出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2026年3月18日 (水)

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シーア派は、アリーを開祖とする[[イスラム教]]の宗派。
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'''シーア派'''は、アリーを開祖とする[[イスラム教]]の宗派。[[スンニ派]]と並ぶ二大宗派。
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シーア派が強い地域は、イラン全域、イラク南部から中部、バーレーン、レバノン南部・ベカー高原・ベイルート南郊、サウジアラビア東部、クウェートの一部、イエメン北部が該当する。アゼルバイジャンもシーア派が多数派。これらの地域の多くは十二イマーム派だが、イエメンは、ザイド派が中心。
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シーア派独自の聖地。街としては[[ナジャフ]]、[[カルバラー]]、[[ゴム]]、[[マシュハド]]が聖都とされ、[[クーファ]]も重要な聖地とされる。もちろん、メッカ、メディナ、エルサレムの三大聖地はスンニ派と共通する。
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*[[アリー廟]]:イラク共和国ナジャフ県ナジャフ地区ナジャフ中心区[[ナジャフ]]。シーア派初代イマームのアリーの墓廟。シーア派の最重要聖地の一つで巡礼地となっている。アリーは、クーファで刺殺されたが、遺体を穢されるのを怖れて、密かに別地に埋葬するように遺言したという。
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*[[フサイン廟]]:イラク共和国カルバラー県カルバラー地区カルバラー中心区[[カルバラー]]。シーア派第3代イマームのフサインの墓廟。シーア派の最重要聖地の一つで巡礼地となっている。イマーム・フセイン廟。フサイン・イブン・アリーはムハンマドの孫で、カルバラーの戦いで戦死した。遺体は別の地に移され、さらに頭骨のみカイロのフセインモスクに移されたという。
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*[[アッバース廟]]:イラク共和国カルバラー県カルバラー地区カルバラー中心区カルバラー。フサイン廟の近くにある。アッバース・イブン・アリーはフサインの異母弟で、フサインと共にカルバラーの戦いで戦死した。
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*[[四イマーム廟]]:サウジアラビア王国メディナ州メディナ市[[メディナ]]。[[ジャンナトゥルバキー墓地]]にあった。廃絶。2ハサン、4アリー・ザイヌルアービディーン、5ムハンマド・バーキル、6ジャアファル・サーディクの4人のシーア派イマームを葬る。スンニ派のワッハーブ運動により破壊された。
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*[[フセインモスク]]:エジプト共和国[[カイロ]]県。シーア派第3代イマームのフサインの頭蓋骨を葬る。
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*[[カージマインモスク]]:イラク共和国[[バグダッド]]近郊。7代イマームのムーサー・カーズィムと9代ムハンマド・ジャワードの廟。
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*[[アスカリ廟]]:イラク共和国サーマッラー。10代イマームのアリー・ハーディーと11代イマームのハサン・アスカリーの廟
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*[[リダー廟]]:イラン共和国マシュハド。シーア派8代イマームのリダーの廟。
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*[[ファーティマ廟]]:イラン共和国ゴム州ゴム郡ゴム中心区[[ゴム]]。8代イマームのリダーの妹ファーティマ・マアスーマの墓廟。ゴムはシーア派の主要聖都の一つであり、この廟はその中心的巡礼地である。
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*[[クーファ大モスク]]:イラク共和国ナジャフ県クーファ地区[[クーファ]]。アリーが致命傷を受けた地として著名な大モスク。ムスリム・イブン・アキール、ハーニー・イブン・ウルワらの廟もあり、クーファ自体が主要なシーア派聖地の一つとされる。
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*[[サイイダザイナブ廟]]:シリア共和国リーフ・ディマシュク県マルカズ・リーフ・ディマシュク地区バッビーラ小地区サイイダ・ザイナブ。十二イマーム派ではアリーの娘ザイナブを葬るとされるモスク・廟で、シリアを代表するシーア派巡礼地。
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*[[サイイダルカイヤ廟]]:シリア共和国ダマスカス県ダマスカス市アマーラ地区[[ダマスカス]]。フサインの娘ルカイヤ(スカイナ)を葬るとされるモスク・廟で、ダマスカス旧市街の重要な巡礼地である。
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*[[ジャムカランモスク]]:イラン共和国ゴム州ゴム郡ゴム中心区ジャムカラン。12代イマームのムハンマド・マフディー顕現伝承と結びつくモスクで、ゴム近郊の代表的なシーア派参詣地である。
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*[[シャーアブドゥルアズィーム廟]]:イラン共和国テヘラン州レイ郡レイ中心区レイ。2代イマーム・ハサンの子孫アブドゥルアズィーム・ハサニーの廟で、レイの著名なシーア派聖廟である。
==宗派==
==宗派==
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*[[十二イマーム派]]
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*[[十二イマーム派]]:サファヴィー朝(1501〜1736)が十二イマーム派を国教化。学派としてはウスーリー派が主流で、極小数のアフバーリー派もいるらしい。
*[[イスマイール派]]
*[[イスマイール派]]
*[[ザイド派]]
*[[ザイド派]]
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*[[ニザール派]]:イスマイール派の一派。世襲のイマームをトップとする。
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*[[ドゥルーズ派]]:イスラム教とは別の宗教とみなされることが多い。
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*[[ムスタアリー派]]:イスマイール派の一派。隠れイマーム説を取る。ダウーディー・ボフラ派、スレイマーニー・ボフラ派などがある。
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2026年3月18日 (水) 時点における最新版

シーア派は、アリーを開祖とするイスラム教の宗派。スンニ派と並ぶ二大宗派。

シーア派が強い地域は、イラン全域、イラク南部から中部、バーレーン、レバノン南部・ベカー高原・ベイルート南郊、サウジアラビア東部、クウェートの一部、イエメン北部が該当する。アゼルバイジャンもシーア派が多数派。これらの地域の多くは十二イマーム派だが、イエメンは、ザイド派が中心。

聖地

シーア派独自の聖地。街としてはナジャフカルバラーゴムマシュハドが聖都とされ、クーファも重要な聖地とされる。もちろん、メッカ、メディナ、エルサレムの三大聖地はスンニ派と共通する。

  • アリー廟:イラク共和国ナジャフ県ナジャフ地区ナジャフ中心区ナジャフ。シーア派初代イマームのアリーの墓廟。シーア派の最重要聖地の一つで巡礼地となっている。アリーは、クーファで刺殺されたが、遺体を穢されるのを怖れて、密かに別地に埋葬するように遺言したという。
  • フサイン廟:イラク共和国カルバラー県カルバラー地区カルバラー中心区カルバラー。シーア派第3代イマームのフサインの墓廟。シーア派の最重要聖地の一つで巡礼地となっている。イマーム・フセイン廟。フサイン・イブン・アリーはムハンマドの孫で、カルバラーの戦いで戦死した。遺体は別の地に移され、さらに頭骨のみカイロのフセインモスクに移されたという。
  • アッバース廟:イラク共和国カルバラー県カルバラー地区カルバラー中心区カルバラー。フサイン廟の近くにある。アッバース・イブン・アリーはフサインの異母弟で、フサインと共にカルバラーの戦いで戦死した。
  • 四イマーム廟:サウジアラビア王国メディナ州メディナ市メディナジャンナトゥルバキー墓地にあった。廃絶。2ハサン、4アリー・ザイヌルアービディーン、5ムハンマド・バーキル、6ジャアファル・サーディクの4人のシーア派イマームを葬る。スンニ派のワッハーブ運動により破壊された。
  • フセインモスク:エジプト共和国カイロ県。シーア派第3代イマームのフサインの頭蓋骨を葬る。
  • カージマインモスク:イラク共和国バグダッド近郊。7代イマームのムーサー・カーズィムと9代ムハンマド・ジャワードの廟。
  • アスカリ廟:イラク共和国サーマッラー。10代イマームのアリー・ハーディーと11代イマームのハサン・アスカリーの廟
  • リダー廟:イラン共和国マシュハド。シーア派8代イマームのリダーの廟。
  • ファーティマ廟:イラン共和国ゴム州ゴム郡ゴム中心区ゴム。8代イマームのリダーの妹ファーティマ・マアスーマの墓廟。ゴムはシーア派の主要聖都の一つであり、この廟はその中心的巡礼地である。
  • クーファ大モスク:イラク共和国ナジャフ県クーファ地区クーファ。アリーが致命傷を受けた地として著名な大モスク。ムスリム・イブン・アキール、ハーニー・イブン・ウルワらの廟もあり、クーファ自体が主要なシーア派聖地の一つとされる。
  • サイイダザイナブ廟:シリア共和国リーフ・ディマシュク県マルカズ・リーフ・ディマシュク地区バッビーラ小地区サイイダ・ザイナブ。十二イマーム派ではアリーの娘ザイナブを葬るとされるモスク・廟で、シリアを代表するシーア派巡礼地。
  • サイイダルカイヤ廟:シリア共和国ダマスカス県ダマスカス市アマーラ地区ダマスカス。フサインの娘ルカイヤ(スカイナ)を葬るとされるモスク・廟で、ダマスカス旧市街の重要な巡礼地である。
  • ジャムカランモスク:イラン共和国ゴム州ゴム郡ゴム中心区ジャムカラン。12代イマームのムハンマド・マフディー顕現伝承と結びつくモスクで、ゴム近郊の代表的なシーア派参詣地である。
  • シャーアブドゥルアズィーム廟:イラン共和国テヘラン州レイ郡レイ中心区レイ。2代イマーム・ハサンの子孫アブドゥルアズィーム・ハサニーの廟で、レイの著名なシーア派聖廟である。

宗派

  • 十二イマーム派:サファヴィー朝(1501〜1736)が十二イマーム派を国教化。学派としてはウスーリー派が主流で、極小数のアフバーリー派もいるらしい。
  • イスマイール派
  • ザイド派
  • ニザール派:イスマイール派の一派。世襲のイマームをトップとする。
  • ドゥルーズ派:イスラム教とは別の宗教とみなされることが多い。
  • ムスタアリー派:イスマイール派の一派。隠れイマーム説を取る。ダウーディー・ボフラ派、スレイマーニー・ボフラ派などがある。
http://shinden.boo.jp/wiki/%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%83%A0%E6%95%99%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%82%A2%E6%B4%BE」より作成

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