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延暦寺赤山禅院
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
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2020年7月5日 (日) 時点における版
赤山禅院は京都府京都市左京区修学院開根坊町にある天台宗寺院。祭神は赤山明神。天台宗延暦寺派。実質的に神社だが、僧侶が管理するという面では寺院といえる。延暦寺の鎮守社。東塔西谷に属した。比叡山も参照。赤山明神社。赤山大明神。赤山権現。
歴史
円仁が入唐中、登州の赤山法華院で泰山府君(赤山明神)を感得。日本に祀ることを発願。 円珍がもたらした新羅明神と同一神ともいう。 864年(貞観6年)、安慧が遺志を受け継ぎ西坂本に祀った。868年(貞観10年)、清和天皇が社殿を建て正四位の神階を贈った(赤山禅院略縁起)。 888年(仁和4年)にこの地に遷座した。
吾妻鏡によると1217年(建保5年)7月25日、前陰陽博士道昌が後鳥羽上皇の病気平癒祈願のため赤山社で泰山府君祭を執行。翌日平癒したという。 1261年(弘長1年)、延暦寺の請願で赤山権現祭を官祭として行うことになる。
1885年(明治18年)延暦寺管轄となる。
伽藍
東塔北谷に赤山明神影向石がある。
- 金炳坤2015「張保皐の赤山法華院と円仁の赤山禅院」[1]