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福王子神社
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
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神社の創建は不詳。現在の本殿は1644年(正保1年)に仁和寺宮覚深法親王が造営した。秋季大祭では神輿が仁和寺宸殿前まで参入するという。 | 神社の創建は不詳。現在の本殿は1644年(正保1年)に仁和寺宮覚深法親王が造営した。秋季大祭では神輿が仁和寺宸殿前まで参入するという。 | ||
境内に[[夫荒神社]]があり、丹波の氷室から氷を運ぶ途中に命を落とした役夫を祀るともいう。 | 境内に[[夫荒神社]]があり、丹波の氷室から氷を運ぶ途中に命を落とした役夫を祀るともいう。 |
2021年11月17日 (水) 時点における版
福王子神社(ふくおうじ・じんじゃ)は、京都府京都市右京区宇多野福王子町(山城国葛野郡)にある神社。祭神は班子女王。仁和寺鎮守。村社。仁和寺関連旧跡。
歴史
班子女王(833-900)は仁和寺創建を発願した光孝天皇の女御で、仁和寺初代の宇多天皇の生母。女王はこの地にあった京都・頭陀寺に葬られたともいうが不詳。陵墓の治定はされていない。 神社の創建は不詳。現在の本殿は1644年(正保1年)に仁和寺宮覚深法親王が造営した。秋季大祭では神輿が仁和寺宸殿前まで参入するという。 境内に夫荒神社があり、丹波の氷室から氷を運ぶ途中に命を落とした役夫を祀るともいう。 (『日本歴史地名大系』ほか)