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母代寺(ぼだいじ)は高知県香南市野市町母代寺(土佐国香美郡)にあった古代寺院。山中の小字城山にある平坦地が跡地という。
応天門の変で土佐配流となった紀夏井が亡母のために創建。 『三代実録』866年9月22日条に記述のある紀夏井が建てた「草堂」に比定される。 夏井は遺骨を草堂に納め、3年間毎日、大般若経を読経したという。
山麓にある薬師堂の薬師如来は母代寺旧本尊ともいう。
(『日本歴史地名大系』)