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北海道東照宮
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
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北海道東照宮は北海道函館市陣川町にある東照宮。五稜郭の鬼門守護として建てられた。その後、権現台場が築かれた。県社。函館東照宮。神山東照宮。上山東照宮。壮麗な社殿が建てられ「蝦夷日光」と呼ばれたという。
- 1804年:幕府、様似に等澍院を創建。年代は不明だが、東照宮が祀られた。
- 1865年4月17日:幕府、五稜郭築城に合わせて等澍院から東照宮を勧請し、亀田村上山に社殿を造営。この日大祭が行われた。『祭神記』に賑やかな祭典の様子が記録されている。箱館奉行が奉幣使を務めた。分霊なのか遷座なのか両説ある。
- 1869年1月17日:榎本武揚軍、参拝。『函館戦記』
- 1869年5月11日:四稜郭付近の戦闘で焼失。『奥羽並蝦夷地出張始末』。奥の板倉に遷座。御神号は等澍院に、御画像は天祐庵(天祐寺)に避難。『壬申八月巡回御用神社取調』
- 1874年6月15日:谷地頭に仮殿建立。
- 1878年12月:南新町に社殿造営。
- 1879年4月:宝来町に遷座
- 1922年(大正11年)3月:県社昇格
- 1992年5月7日:元の鎮座地に近い陣川町に遷座。北海道東照宮と改称。