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覚明旧跡
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
2011年7月10日 (日) 時点におけるWikiSysopKARASUYAMA (トーク | 投稿記録)による版
名称 | 所在地 | コメント |
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牛山覚明堂 | 愛知県春日井市牛山町431 | 覚明誕生地にある覚明を祀った堂。牛山天神社の隣接地。「覚明誕生地」と書かれた石碑と産湯の井戸、覚明霊神の祠がある。1930年(昭和5年)、産湯の井戸の傍らに覚明堂を創建。1953年(昭和28年)、現在地に移築、遷座が計画されたが、1959年(昭和34年)の伊勢湾台風により倒壊。1970年(昭和45年)、仮堂建立。1981年(昭和56年)9月27日、現在の堂を造営した。(「修復整備記念」碑)誕生講の拠点だったが、講社は途絶した。春日井市指定史跡「覚明霊神誕生地」。 |
覚明山(覚明居住地跡) | 愛知県清須市中河原130 | 覚明の居住地跡。木曽御嶽本教の出生講教会がある。「覚明山」と称す。敷地内には覚明を祀る築山があるといい、また井戸が残っているという(『新川町誌』p1233、p1229、『西春日井郡誌』p525)。ここが生誕地だという説もあるらしい(境内標石)。 |
覚明居住地跡(土器野新田) | 愛知県清須市土器野343-1あたり | 覚明の居住地跡。覚明は、米屋伊助方に米搗きに務めていたころ、土器野新田の阿弥陀堂(光寿山阿弥陀寺)の門前に住んでいたという。現在、阿弥陀寺の駐車場となっている。井戸跡があるという。(『新川町誌』1233頁、『御岳とともに 覚明霊神御一代記』53頁) |
清音寺 | 愛知県名古屋市西区枇杷島3丁目10-6 | 覚明が得度したとされる寺院。覚明は壮年になって枇杷島にある清音寺の法周に師事して四年間修行したという(『木曽のおんたけさん』27頁)。「覚明行者剃髪道場旧跡」という石碑がある。 |
弘法堂 | (不詳) | 覚明が住した堂。弘法大師を祀ったものと思われる。五条川近くにあったという。1741年(寛保1年)に覚明はこの弘法堂の住持となったという(『木曽のおんたけさん』27頁)。 |
金剛福寺 | 高知県土佐清水市足摺岬214-1 | 四国八十八箇所霊場の第38番札所寺院。覚明は、1766年(明和3年)の7回目の巡礼のとき、この金剛福寺にて白川大神から御嶽山開山の神託を受けたという(『木曽のおんたけさん』27-28)。金剛福寺には白皇権現(現在は白山神社に合祀)が祀られていたが、関係あるのだろうか。 |
覚明塚 | 愛知県春日井市桃山町 | 御嶽山を開山するために木曽へ赴く途中、故郷の牛山を振り返ったと伝える場所に築かれた塚。1930年(昭和5年)に建立。1952年(昭和27年)設立の覚生講(のち廃絶)の拠点となっていた。覚生講の霊神碑や覚明霊神150年記念祭の石碑などがあるという。(『郷土誌かすがい』第49号 ホームページ版) |
恵那山 | 岐阜県中津川市中津川 | 恵那山。御嶽山開山に赴く途中、中津川に滞在し、1767年(明和4年)に恵那山を開山。頂上で、断食行を行ったという(『木曽のおんたけさん』28)。心明霊神碑があるが、木曽御嶽信仰を示す遺物はあまりないようである。 |
覚明神社 | 岐阜県中津川市子野 | 覚明を祀った神社。覚明が中津川に滞在していたときに泊まった槙坂茶屋(佐次兵衛)の跡地。覚明の死後、佐次兵衛が祀ったという。(『恵那神社誌』附録町村誌34ページ) |
朝日山覚明教会 | 岐阜県中津川市東宮町8-19 | 中津川の御嶽講。覚明が中津川に滞在していたときに泊まった槙坂茶屋にお礼として残したチンチン石がご神体として祀られている。覚明の数珠、金剛杖、湯呑も所蔵しているという(『木曽のおんたけさん』28)。 |
願行寺 | 長野県木曽郡木曽町 | 代官山村家の鬼門除けの寺院。天台宗。覚明は願行寺の覚円に一時、師事したという。『御嶽の歴史』192 |
尾ノ島の滝 | 長野県木曽郡木曽町開田 | "覚明が修行したとされる滝場。空明も修行したという。木曽町指定史跡「尾の島の滝」。空明の霊神碑があるという。(『三岳村誌』661頁) |
古宮の滝 | 長野県木曽郡大桑村野尻 | "野尻にある滝場。覚明が修行したという伝承がある。(『御嶽の歴史』169頁、『三岳村誌』663頁)野尻には安産講という講社がかつてあった。 |
覚明水 | 岐阜県下呂市小坂町 | 小坂口にある覚明が発見したという湧水。1916年(大正5年)『岐阜県益田郡誌』には記載はない。 |
覚明社(覚明行場跡) | 長野県木曽郡木曽町三岳 七合目 | 覚明が修行した行場跡にある神社。戦前から覚明像は祀られていたようだが(古写真)、社殿が建立されたのはおそらく戦後のことだと思われる。 |
二ノ池覚明入定地 | 長野県木曽郡木曽町三岳 頂上 | 覚明が入定した旧跡。二回目の登拝のとき、1786年(天明6年)6月20日(7月23日とも、6月23日)に頂上二ノ池にて入定。立ったままの姿で往生したという。遺骸はしばらく二ノ池湖畔に奉安されていたが、のち二ノ池より九合目の岩場に埋葬された(「覚明堂」を参照)。一説によると、登山後半年経って下山しないので村の者が観に行くと亡くなっていたとか、また普寛が登山したときに初めて遺骸が発見されたとかいう伝承もある(『村誌王滝』1629)。 |
覚明堂(覚明墓所) | 長野県木曽郡木曽町三岳 九合目 | 覚明の墓所。覚明の死後、遺骸はしばらく二ノ池湖畔に奉安されていたが、のち二ノ池より九合目の岩場に埋葬。のち覚明堂が創建される。 |
金牛山麟慶寺 | 愛知県春日井市牛山町322 | 覚明の生家丹羽家の菩提寺。臨済宗妙心寺派。本尊は大日如来(愛知県指定文化財)。1596年(慶長1年)の創建とされる。覚明死後、麟慶寺に墓碑が建立される。 |
大泉寺 | 長野県木曽郡木曽町三岳6353 | |
下ノ原覚明祠 | 長野県木曽郡木曽町開田高原西野下の原 | 西野地区にある覚明を祀った祠。「覚明堂」バス停そば。霊場がある。木曽町有形文化財「下の原覚明祠並に平次郎地蔵と石仏群」。 |
覚明堂 | 長野県木曽郡大桑村野尻 | 野尻にある覚明を祀った堂。野尻安産講の霊神場にある。1864年(元治1年)9月の覚明大菩薩碑がある。『三岳村誌』664 |
黒沢三合目 開山堂 | 長野県木曽郡木曽町三岳 | |
黒沢御嶽神社 覚明社 | 長野県木曽郡木曽町三岳 | |
黒沢集落 覚明社 | 長野県木曽郡木曽町三岳 | |
王滝 講祖本社 | 長野県木曽郡王滝村 |