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鶏頂山
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
2011年7月12日 (火) 時点におけるWikiSysopKARASUYAMA (トーク | 投稿記録)による版
日光市の東側にある山。高原山の峰。標高は1756m。1851年(嘉永4年)、鶏頂山神の神託により巴講二代の中里守常が開山。御嶽三神を祀ったという。(『修験と神道のあいだ』91)
鶏頂山神は「道祖猿田彦大神」とされる(奥宮立札)。鶏頂山神社は奥宮が山頂にあり、里宮が川治温泉にある。
鶏頂山一の鳥居は、麓の龍王峡の野沢橋の近くにある。日塩有料道路沿いに南登山口と北登山口があり、それぞれ鳥居が建てられている。登山道には枯木沼湿原や大沼や弁天池がある。弁天池には弁財天を祀った祠のほか、鶏頂山中興の栄明霊神碑がある。鶏頂山山頂には鶏頂山神社奥宮が祀られている。由緒では伊勢神宮や高千穂の方角にむけて建てられているという。高原山最高峰の釈迦ケ岳への途中に御嶽山という峰があり、石祠がある。御嶽大神を祀ったものと思われる。また、やや離れているが釈迦ケ岳の奥にある剣ケ峰の中腹に八海山神社が祀られている。
(未見史料:井上岩次郎1918(大正7)『木曽総社御岳山縁起巴講由来記(付:下野国塩谷郡鶏頂山開闢登山縁起)』)