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相模・勝福寺
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
2015年9月17日 (木) 時点におけるWikiSysopKARASUYAMA (トーク | 投稿記録)による版
勝福寺(しょうふくじ)は、神奈川県小田原市にある観音信仰の真言宗寺院。道鏡旧跡。坂東三十三所観音霊場の第5番札所。本尊は十一面観音。真言宗東寺派。飯泉山勝福寺、飯泉観音、弓削寺、飯泉寺ともいう。(参考:同名寺院勝福寺)
本尊は毘首羯磨作と伝わるもので、天平勝宝5年(753)に鑑真が孝謙天皇に献上し、天皇は道鏡に下賜した。道鏡が下野・薬師寺に向かう途中に、相模に祀ったのが始まりという。天長7年(830)に現在地に移転。『吾妻鏡』にも弓削寺の名前で登場。『和漢三才図会』には飯泉寺とある。小田原城主大森氏が当寺を鬼門守護と定めて、現在名になったという。(『古寺名刹大辞典』)