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サンジョバンニインラテラノ大聖堂
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
2015年9月26日 (土) 時点におけるWikiSysopKARASUYAMA (トーク | 投稿記録)による版
サン・ジョバンニ・イン・ラテラノ大聖堂は、ローマにある、洗礼者ヨハネと福音記者ヨハネを記念したカトリックの大聖堂。ラテラノの聖ヨハネ大聖堂。皇帝コンスタンティヌスが創建した最初の聖堂で、ローマの四大聖堂のうちもっとも古い。ローマの七大巡礼聖堂の一つでもある。1000年間教皇の御所であったラテラノ宮殿が付属する。ローマと全地の全ての教会の母・首長の称号を持つ。
歴史
元はネロの時代ラテラニ家が住んでいた地とされる。皇帝マクセンティウスの所有となるが、皇帝コンスタンティヌスに戦いで敗れ、奪われる。コンスタンティヌスは勝利をキリストの加護によると考えて、宮殿をローマ司教(教皇)ミルティアデスに公邸として寄進。同時に聖堂の建設を開始した。312年のことであった。長辺98mの巨大な伽藍が誕生した。破壊と修復が繰り返され、現在の伽藍は1650年のものである。2人の聖ヨハネの名を冠したのは、教皇大グレゴリウスである。
伽藍
- トルロニア礼拝堂
- マッシモ礼拝堂
- シルウェステル2世空墓
- 教皇マルティヌス5世墓
- インノケンティウス3世墓
- コロンナ礼拝堂
- コルシニ礼拝堂
- 洗礼堂
参考文献
- 浅香正監修『季刊文化遺産17 ローマ古寺巡礼』