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延暦寺横川中堂
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
2017年7月19日 (水) 時点におけるWikiSysopKARASUYAMA (トーク | 投稿記録)による版
延暦寺横川中堂(えんりゃくじ・よかわちゅうどう)は、滋賀県大津市の比叡山延暦寺の横川地区の本堂。本尊は聖観音、毘沙門天、不動明王。円仁が創建。首楞厳院。根本観音堂とも。
歴史
円仁が入唐時、海難に会った。観音力を念じると観音の化身の毘沙門天が出現して嵐が静まったという。 帰国後の嘉祥元年(848)、観音と毘沙門天を祀って創建した。 天延2年(974)、良源が横川中堂を改造した時、不動明王を新たに祀り、横川形式の三尊が成立した。 仁安4年(1169)と文明14年(1482)に焼失。織田信長の焼き討ちで焼失。 天正12年(1584)恵心院亮信が再建した。 慶長9年に淀君の発願で改造され、これが近代まで残っていたが、昭和17年に落雷で焼失した。 昭和46年4月、最澄1150年遠忌で再建された。