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大和・国府神社
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
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国府神社(こふ・じんじゃ)は、奈良県高市郡高取町下土佐にある八幡信仰の神社。大和国総社の論社とされる(国史大辞典)。祭神は応神天皇で、天児屋根命・事代主神を配祀。村社。後世の史料や周辺に伝わる地名から大和国の国府がこのあたりにあったともいわれるが明確な証拠は得られていない。室町時代の物とみられる扁額に「国府宮」と記す。1734年(享保19年)の『大和志』に「国府神祠」とある。「甲大明神」と記す文書もあるという。一時期、八幡宮と称していたが、1892年(明治25年)「国府神社」と称した。(日本歴史地名大系)(参考:同名神社国府神社)