出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
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山崎宮(やまさきのみや)は、山城国乙訓郡(京都府乙訓郡大山崎町)にあった孝徳天皇の宮。『日本書紀』によると、政治の実権を握る中大兄皇子らが主張した難波豊碕宮から飛鳥への遷都に天皇は反対。653年、対抗して譲位の意思を示し豊崎宮の建設を始めたが、移る前に天皇は翌年崩御した。跡地不詳。山崎の地は古来、水陸交通の要衝。淀川と天王山に挟まれた狭い平地が続く。平安時代には嵯峨天皇が河陽宮を設けたが山崎宮との関連は不明。山埼宮。