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浮御堂

出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2020年11月1日 (日)

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'''浮御堂'''・浮見堂'''の[[同名寺院]]。湖岸や海岸の水上に建つか、そのようにみえる堂のことをいう。
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'''浮御堂'''・'''浮見堂'''の[[同名寺院]]。湖岸や海岸の水上に建つか、そのようにみえる堂のことをいう。
== 一覧 ==
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*[[満月寺浮御堂]]:滋賀県大津市本堅田の[[満月寺]]にある阿弥陀堂。
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*[[満月寺浮御堂]]:滋賀県大津市本堅田の[[満月寺]]にある[[阿弥陀堂]]。琵琶湖の西岸に浮かぶ。
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*法城寺の通称:山梨県甲府市東光寺にあった[[臨済宗]]寺院。室町時代初期の『地蔵菩薩霊験記』に「一条郷高砂河原の浮御堂」とある。現在の山梨県南アルプス市上高砂・下高砂のあたりにあったが、のちに甲府に移転。1945年の空襲で焼失して廃絶。上条地蔵堂。
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*法城寺の通称:山梨県甲府市東光寺にあった[[臨済宗]]寺院。本尊は[[地蔵菩薩]]。室町時代初期の『地蔵菩薩霊験記』に「一条郷高砂河原の浮御堂」とある。現在の山梨県南アルプス市上高砂・下高砂のあたりにあったが、のちに甲府に移転。1945年の空襲で焼失して廃絶。上条地蔵堂。
*尾道浮御堂:広島県尾道市土堂にあった[[修験道]]寺院。海辺にあった。明治初期に廃絶。通りの名前に残る。
*尾道浮御堂:広島県尾道市土堂にあった[[修験道]]寺院。海辺にあった。明治初期に廃絶。通りの名前に残る。
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*龍宮寺の通称:福岡県福岡市博多区冷泉町にある[[浄土宗]]寺院。元は袖湊付近の海辺にあり、境内に潮が満ちるため浮御堂と呼ばれた。宗祇が宿泊。のち現在地に移転。
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*[[龍宮寺]]の通称:福岡県福岡市博多区冷泉町にある[[浄土宗]]寺院。元は袖湊付近の海辺にあり、境内に潮が満ちるため浮御堂と呼ばれた。宗祇が宿泊。のち現在地に移転。
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*奈良浮見堂:仏堂ではない。
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*奈良浮見堂:奈良県奈良市。仏堂ではない。奈良公園の鷺池に浮かぶ。1916年建設。
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*気仙沼浮見堂:仏堂ではない。
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*気仙沼浮見堂:宮城県気仙沼市。仏堂ではない。
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*浮御堂:石川県加賀市片山津温泉にある弁天堂。[[弁財天]]と[[龍神]]を祀る。柴山潟に浮かぶ。
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*成田山浮御堂:千葉県成田市の成田山公園にある。仏堂ではない。竜智の池に浮かぶ。
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*洞爺湖浮見堂:北海道虻田郡洞爺湖町洞爺町にある二重塔。洞爺湖北岸の岬に建つ。[[聖徳太子]]を祀る。
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*浜名湖浮見堂:静岡県浜名湖西区舘山寺町。仏堂ではない。浜名湖の内浦の湖上に建つ。
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*大濠公園浮見堂:福岡県福岡市。大濠公園。仏堂ではない。
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*枚方浮見堂:大阪府枚方市。山田池公園。仏堂ではない。
[[category:同名]]
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2020年11月1日 (日) 時点における最新版

浮御堂浮見堂同名寺院。湖岸や海岸の水上に建つか、そのようにみえる堂のことをいう。

一覧

  • 満月寺浮御堂:滋賀県大津市本堅田の満月寺にある阿弥陀堂。琵琶湖の西岸に浮かぶ。
  • 法城寺の通称:山梨県甲府市東光寺にあった臨済宗寺院。本尊は地蔵菩薩。室町時代初期の『地蔵菩薩霊験記』に「一条郷高砂河原の浮御堂」とある。現在の山梨県南アルプス市上高砂・下高砂のあたりにあったが、のちに甲府に移転。1945年の空襲で焼失して廃絶。上条地蔵堂。
  • 尾道浮御堂:広島県尾道市土堂にあった修験道寺院。海辺にあった。明治初期に廃絶。通りの名前に残る。
  • 龍宮寺の通称:福岡県福岡市博多区冷泉町にある浄土宗寺院。元は袖湊付近の海辺にあり、境内に潮が満ちるため浮御堂と呼ばれた。宗祇が宿泊。のち現在地に移転。
  • 奈良浮見堂:奈良県奈良市。仏堂ではない。奈良公園の鷺池に浮かぶ。1916年建設。
  • 気仙沼浮見堂:宮城県気仙沼市。仏堂ではない。
  • 浮御堂:石川県加賀市片山津温泉にある弁天堂。弁財天龍神を祀る。柴山潟に浮かぶ。
  • 成田山浮御堂:千葉県成田市の成田山公園にある。仏堂ではない。竜智の池に浮かぶ。
  • 洞爺湖浮見堂:北海道虻田郡洞爺湖町洞爺町にある二重塔。洞爺湖北岸の岬に建つ。聖徳太子を祀る。
  • 浜名湖浮見堂:静岡県浜名湖西区舘山寺町。仏堂ではない。浜名湖の内浦の湖上に建つ。
  • 大濠公園浮見堂:福岡県福岡市。大濠公園。仏堂ではない。
  • 枚方浮見堂:大阪府枚方市。山田池公園。仏堂ではない。
http://shinden.boo.jp/wiki/%E6%B5%AE%E5%BE%A1%E5%A0%82」より作成

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