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アカール玉座
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
アカール玉座
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'''アカール玉座'''は、インド共和国パンジャーブ州の[[シーク教]]聖地[[アムリトサル]]にある教団政庁となっている宮殿で、[[五大玉座]]の一つ。[[ハルマンダル寺院]](黄金寺院)に面する。'''アカール・タクト'''ともいい「'''形なきものの玉座'''」あるいは「'''時を超越せし神の玉座'''」を意味する。第6代グルのハルゴービンドが1605年に「礎石を築いた」という。彼は、黄金寺院を純粋な祈りの場とするためにそこから全ての共同体に関する仕事を分離して、この玉座を建てた。数世紀に渡り増築を繰り返し、金色のドームと複雑な装飾の内装がある、5階建の宮殿となった。1984年の黄金寺院事件で、インドからのシーク教国家独立を求める過激派集団が立て籠もったことから、インド軍の銃撃を受け、大きな被害を受けた。同教で最も重要な宝物である、前述のハルゴービンドの剣や最後第10代グルの[[ゴービンド・シング]]の剣などを所蔵している。(N-G.コウル・シング著『シク教』) [[category:インド共和国パンジャーブ州]]
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