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キエフ洞窟大修道院
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
キエフ洞窟大修道院
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'''キエフ洞窟大修道院'''は、ウクライナ・[[キエフ]]にある[[正教会]]の[[修道院]]。ペチェールシク大修道院。ペチェルスカヤ大修道院。ウクライナ正教会(モスクワ系)(UOC(MP))の府主教座が置かれている。[[洞窟修道院]]。 11世紀中頃の成立。イラリオンが静かに祈りとしていた洞窟が起源。 [[アトス山]]で修行していたアントニー(983-1073、キエフのアントニー、洞窟のアントニー)が帰国してさらにその洞窟を手で掘り進めて基盤を築いた。1051年のこととという。1057年、[[コンスタンティノープル]]の[[ストゥディオス修道院]]式の修道院規則を導入し、施行した。 多くの弟子が集まり、特にテオドシウス(1008頃-1074、キエフのテオドシウス、洞窟のテオドシウス、フェオドーシー)が拡充した。アントニーは1069年にチェルニゴフにも修道院(アントニー洞窟?)も建てた。 以後、[[ロシア正教会]]を含む東スラブ地域の正教会の修道院の模範となった。 1631年、府主教モギラがキエフ神学校を創設。宗教教育の範囲を超えて、ウクライナとロシアにおける最高の教育研究機関に発展した。1817年閉校。 ミイラ化した100体の修道士の遺体が残る。 ==伽藍== *[[生神女就寝大聖堂]]:ウスペンスキー大聖堂。11世紀の建立。1941年、ソ連のスパイが爆破してドイツの仕業と宣伝。独立後、政府の支援で復元。 *[[至聖三者大門聖堂]]:1108年建立。正門を兼ねる。トロイツカヤ聖堂。 *[[聖アントニー・聖テオドシウス食堂教会]]:12世紀に建立。 *諸聖人教会:1698年建立。 *[[ベレストヴォの救世主聖堂]]:敷地外にある。 *キエフ神学校:廃絶。 *大鐘楼 *聖アントニーの洞窟:全長383mの洞窟。 **十字架昇架教会:中心となる教会 **聖アントニー地下教会 **生神女進堂教会 **聖ヴァルラーム教会 ==組織== ===修道院長=== ==資料== ===古典籍=== *『キエフ洞窟修道院聖者列伝』:1220年代。ウラジーミル主教シモンと修道士ポリカルプが編纂。 [[category:ウクライナ・キエフ特別市]]
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