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キジル石窟寺院
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2016年11月2日 (水)
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クチャは亀茲国の王都。シルクロードの要衝の地にあり、西域仏教の中心地の一つだった。 | クチャは亀茲国の王都。シルクロードの要衝の地にあり、西域仏教の中心地の一つだった。 |
2016年11月2日 (水) 時点における最新版
キジル石窟寺院は、中国新疆ウイグル自治区アクス地区クチャ県にある石窟寺院。キジル千仏洞、克孜爾石窟。
クチャは亀茲国の王都。シルクロードの要衝の地にあり、西域仏教の中心地の一つだった。 ムザルト河の断崖に約2kmにわたり、236の石窟がある。礼拝窟と僧房窟がある。そのうち70程度が比較的保存状態が良い。仏像はほとんど残っていないが、5000平方メートルの壁画が残る。主に上座部仏教のもので、晩期に大乗仏教の壁画もみられる。中国に現存する石窟寺院ではもっとも早い時期から作られたとみられ、その時期は3世紀末〜4世紀初頭とされる。チベットに侵入される8世紀まで造営が行われた。
参考文献
- 鎌田茂雄『仏教の来た道』