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ククルカン神殿
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
ククルカン神殿
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'''ククルカン神殿'''はメキシコのユカタン半島の[[チチェンイッツァ]]にあった、[[マヤ文明]]の最高神ククルカンを祀る神殿。ククルカンは蛇の神で、[[アステカ文明]]や[[トルテカ文明]]の[[ケツァルコアトル]]と同一視されているという。建物全体が巨大な暦であると研究者たちはいう。'''ククルカンのピラミッド'''とも呼ばれる。 四方に91段の階段があり、その合計364段と最上層の1段を合わせて365段となり、一年の日数を表すとされる。 階段の最下段に蛇頭の彫刻があり、春分の日と秋分の日には、階段の側面に蛇体の形の影が現れる。 5月23日と7月19日には太陽が真上を通過するが、近くの泉オルトゥンセノーテも同日に太陽が真上を通り、農耕などの目安となっていたと考えられている。 最上部の室内には赤いジャガーの玉座とチャクモールと呼ばれる祭壇があり、人間の生贄の心臓が供えられたという。 [[category:メキシコ合衆国ユカタン州]]
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