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ククルカン神殿
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2019年9月16日 (月)
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- | '''ククルカン神殿'''はメキシコのユカタン半島の[[チチェンイッツァ]]にあった、[[マヤ文明]] | + | '''ククルカン神殿'''はメキシコのユカタン半島の[[チチェンイッツァ]]にあった、[[マヤ文明]]の最高神ククルカンを祀る神殿。ククルカンは蛇の神で、[[アステカ文明]]や[[トルテカ文明]]の[[ケツァルコアトル]]と同一視されているという。建物全体が巨大な暦であると研究者たちはいう。'''ククルカンのピラミッド'''とも呼ばれる。 |
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階段の最下段に蛇頭の彫刻があり、春分の日と秋分の日には、階段の側面に蛇体の形の影が現れる。 | 階段の最下段に蛇頭の彫刻があり、春分の日と秋分の日には、階段の側面に蛇体の形の影が現れる。 | ||
5月23日と7月19日には太陽が真上を通過するが、近くの泉オルトゥンセノーテも同日に太陽が真上を通り、農耕などの目安となっていたと考えられている。 | 5月23日と7月19日には太陽が真上を通過するが、近くの泉オルトゥンセノーテも同日に太陽が真上を通り、農耕などの目安となっていたと考えられている。 | ||
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+ | 最上部の室内には赤いジャガーの玉座とチャクモールと呼ばれる祭壇があり、人間の生贄の心臓が供えられたという。 | ||
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2019年9月16日 (月) 時点における最新版
ククルカン神殿はメキシコのユカタン半島のチチェンイッツァにあった、マヤ文明の最高神ククルカンを祀る神殿。ククルカンは蛇の神で、アステカ文明やトルテカ文明のケツァルコアトルと同一視されているという。建物全体が巨大な暦であると研究者たちはいう。ククルカンのピラミッドとも呼ばれる。
四方に91段の階段があり、その合計364段と最上層の1段を合わせて365段となり、一年の日数を表すとされる。
階段の最下段に蛇頭の彫刻があり、春分の日と秋分の日には、階段の側面に蛇体の形の影が現れる。
5月23日と7月19日には太陽が真上を通過するが、近くの泉オルトゥンセノーテも同日に太陽が真上を通り、農耕などの目安となっていたと考えられている。
最上部の室内には赤いジャガーの玉座とチャクモールと呼ばれる祭壇があり、人間の生贄の心臓が供えられたという。