チェンマイ

出典：安藤希章著『神殿大観』（2011-）

チェンマイは、タイ王国北部の中心都市で、ラーンナー王朝の首都だった。チェンライより遷都。100を超える古刹がある。

一覧

• チェンマン寺院：チェンマイの中心寺院。初代メンラーイ王が創建。チェンマイ最古の寺院。王宮としても使われた。
• プラシン寺院：チェンマイで最大の寺院。5代パユ王が父カムフーの墓として建てた仏塔が起源。セーンムアンマー王がチェンライのプラシン寺からプラシン仏を移した。
• チェディルアン寺院：7代セーンムアンマー王が創建。高さ85mの仏塔がある。チェンセーンにも同名寺院。
• クータオ寺院：市街地北部にある。同地を支配したビルマ王の墓がある。
• プラタートドイステープ寺院：西郊のステープ山（標高1080m）にある。クーナー王が創建。山頂に高さ22mの黄金の仏塔がある。
• ウモーン寺院：市街地西部にある。初代メンラーイ王がスリランカから僧侶を招いて創建。ウモーンはトンネルのことで、仏像を祀るトンネルがある。
• スアンドーク寺院：市街地西部にある。6代クーナー王が創建。巨大な本堂に青銅製の仏像を祀る。歴代王族の遺骨を納めた白い塔が林立する。
• チェットヨート寺院：市街地北西部にある。9代ティローカラート王が創建。七つの塔があり、ブッダガヤの大菩提寺を模したという。
• パンタオ寺院：エメラルド仏が祀られたことのある寺院。
• プラチャオメンラーイ寺院：メンラーイ王が創建。王の名を冠する。黄金の仏像がある
• ムーングンコーン寺院：ムーングンコーンという人物が財をなして出世して王室の高官となり、自分の土地に建てた。
• ロークモーリー寺院：12代ケートクラオ王と最後のウィスッティテーウィー女王の遺骨を納める。