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バドリーナート
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
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- | '''バドリーナート'''(Badrinath)は、インド北部ヒマラヤの麓にある、[[ヒンドゥー教]]最高神[[ヴィシュヌ]]の聖地。インド四隅にある[[四大神領]]の北の聖地で、[[ヒマラヤ四大聖地]]の第4番結願巡礼地。標高3111mにある。かつてヴィシュヌ自身がいたとされる聖地。聖者[[シャンカラ]]の旧跡。もとは[[仏教]]の聖地だったという伝えもある。 | + | '''バドリーナート'''(Badrinath)は、インド北部ヒマラヤの麓にある、[[ヒンドゥー教]]最高神[[ヴィシュヌ]]の聖地。インド四隅にある[[四大神領]]の北の聖地で、[[ヒマラヤ四大聖地]]の第4番結願巡礼地。標高3111mにある。かつてヴィシュヌ自身がいたとされる聖地。聖者[[シャンカラ]]の旧跡。もとは[[仏教]]の聖地だったという伝えもある。'''バドリナート'''。 |
2015年8月11日 (火) 時点における版
バドリーナート(Badrinath)は、インド北部ヒマラヤの麓にある、ヒンドゥー教最高神ヴィシュヌの聖地。インド四隅にある四大神領の北の聖地で、ヒマラヤ四大聖地の第4番結願巡礼地。標高3111mにある。かつてヴィシュヌ自身がいたとされる聖地。聖者シャンカラの旧跡。もとは仏教の聖地だったという伝えもある。バドリナート。
開山期間は5月から10-11月。
投げ捨てられた仏像を、聖者シャンカラが引き上げて祭ったという伝説があり、神像実物を見た宮本久義氏は「仏陀の姿に非常に似て」いると述べている。
ヴィシュヌの化身であるナラとナーラーヤナ兄弟の母親であるムールティを祀るマータームールティ寺院がある。 冬はムールティ像をパーンドゥケーシュヴァルに降ろし、祭祀する。
参考文献
- 宮本久義 2003『ヒンドゥー聖地 思索の旅』山川出版社