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バドリーナート
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
2015年2月11日 (水) 時点におけるWikiSysopKARASUYAMA (トーク | 投稿記録)による版
バドリーナート(Badrinath)は、インド北部ヒマラヤの麓にある、ヴィシュヌの聖地。四大神領の一つで、チョータチャトゥルダーマの第4番結願巡礼地。標高3111mにある。もとは仏教の聖地だったという伝えもある。
かつてヴィシュヌ自身がいたとされる聖地。 開山期間は5月から10-11月。
投げ捨てられた仏像を、聖者シャンカラが引き上げて祭ったという伝説があり、神像実物を見た宮本久義氏は「仏陀の姿に非常に似て」いると述べている。
ヴィシュヌの化身であるナラとナーラーヤナ兄弟の母親であるムールティを祀るマータームールティ寺院がある。 冬はムールティ像をパーンドゥケーシュヴァルに降ろし、祭祀する。
聖者シャンカラの旧跡。
参考文献
- 宮本久義 2003『ヒンドゥー聖地 思索の旅』山川出版社