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メテオラ修道院

出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2020年5月1日 (金)

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メテオラ修道院は、ギリシア共和国テッサリア地方にある、キリスト教東方正教会修道院群。奇岩の上にそびえ立つことで知られる。最盛期の16世紀には24の修道院があったが、現在は6所が活動中という。

歴史

カランバカの町の上に林立する高さ300m以上の奇岩の上にある。 9世紀から俗世と戦乱を避けた修道士が住み着き始めた。初期には奇岩の側面の窪みを利用して修道士が参籠した。14世紀から本格的な修道院建築が建てられ始めた。18世紀以降衰退した。 20世紀になって階段やロープウェイが設置された。

修道院一覧

  • イパパンティ修道院:初期の創建。現在は活動していない。
  • 聖トリアダ修道院:高さ565mの巨岩の上に立つ。 14世紀に修道士ドメティウスが創建。アギアトリアダ修道院。
  • メガロメテオロン修道院:高さ613mの巨岩プラティスリトスの上に立つ。14世紀に修道士アサナシオスが創建。16世紀建造の聖堂や図書館などがある。大メテオロン修道院。メタモルフォシス修道院。
  • ヴァルラアム修道院:高さ595mの巨岩の上に立つ。14世紀の修道士ヴァルラアムの旧跡に、16世紀になって、裕福な修道士の兄弟テオファニスとネクタリオスが修道院を建てた。画家フランゴスカテラノスのフレスコ画が知られる。バルラーム修道院。
  • ルサヌウ修道院:女子修道院。13世紀末の創建。現在の建物は16世紀中期の建造。付属のメタモルフォシス聖堂には画家テオファネスのフレスコ画がある。ルサヌー修道院。
  • 聖ステファノス修道院:女子修道院。高さ575mの巨岩の上に立つ。14世紀の創建。二つの付属聖堂があり、一つは美しい装飾や壁画で知られ、もう一つは殉教聖者ハランボスの聖遺物が奉安されていることで知られる。アギオスステファノス修道院。
  • 聖ニコラオスアナパフサス修道院:14世紀の創建。16世紀前半に現在の建物が建てられた。画家テオファネスのフレスコ画で知られる。アギオスニコラオスアナパフサス修道院。
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