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一代一度仁王会関連旧跡

出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)

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一代一度仁王会。大仁王会。践祚仁王会。一代一講仁王会。

孝謙天皇の750年(天平勝宝2年)が初見。奈良時代には即位以外にも仁王会がたびたび行われ、仁王会司(仁王会所)という役所が置かれていた。 『初例抄』には「一代一度仁王会」は729年(天平1年)6月1日に始まるという。 後深草天皇の1252年(建長4年)6月が最後。


大極殿の正面に釈迦像や菩薩羅漢像を奉安し、周囲に五大力菩薩画像をかけ仁王経と供物を置く。

860年(貞観2年)平安京内に31所、都外に69所の座を設けて行われた。 『本朝世紀』によると、986年(寛和2年)5月には大極殿、紫宸殿清涼殿など京都中に32所の高座を設け、畿内諸国の諸寺で行った。

『日本紀略』947年(天暦1年)3月8日に実施。


資料

古典籍

『延喜式』の「図書寮」「玄蕃寮」に詳しい記述がある。

文献

  • 小野玄妙1915「仁王会の話(上)」仏書研究5
http://shinden.boo.jp/wiki/%E4%B8%80%E4%BB%A3%E4%B8%80%E5%BA%A6%E4%BB%81%E7%8E%8B%E4%BC%9A%E9%96%A2%E9%80%A3%E6%97%A7%E8%B7%A1」より作成

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