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一代一度仁王会関連旧跡
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
2019年4月30日 (火) 時点におけるWikiSysopKARASUYAMA (トーク | 投稿記録)による版
一代一度仁王会。大仁王会。践祚仁王会。一代一講仁王会。
孝謙天皇の750年(天平勝宝2年)が初見。奈良時代には即位以外にも仁王会がたびたび行われ、仁王会司(仁王会所)という役所が置かれていた。 『初例抄』には「一代一度仁王会」は729年(天平1年)6月1日に始まるという。 後深草天皇の1252年(建長4年)6月が最後。
大極殿の正面に釈迦像や菩薩羅漢像を奉安し、周囲に五大力菩薩画像をかけ仁王経と供物を置く。
860年(貞観2年)平安京内に31所、都外に69所の座を設けて行われた。 『本朝世紀』によると、986年(寛和2年)5月には大極殿、紫宸殿、清涼殿など京都中に32所の高座を設け、畿内諸国の諸寺で行った。
『日本紀略』947年(天暦1年)3月8日に実施。
資料
古典籍
『延喜式』の「図書寮」「玄蕃寮」に詳しい記述がある。
文献
- 小野玄妙1915「仁王会の話(上)」仏書研究5