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下野・大谷寺
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
下野・大谷寺
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'''大谷寺'''(おおやじ)は、栃木県宇都宮市(下野国河内郡)にある[[観音信仰]]の[[天台宗]]寺院。[[坂東三十三所観音霊場]]の第19番札所。本尊は'''千手観世音菩薩'''。[[天台宗延暦寺派]]。'''天開山大谷寺'''、'''大谷観音'''(おおや・かんのん)ともいう。(参考:同名寺院[[大谷寺]]) 大谷石を産出する地域にある。本尊は石芯塑造の'''磨崖仏'''で、平安時代前期9世紀前半に造られたものという。他に[[釈迦三尊]]、[[薬師三尊]]、[[阿弥陀三尊]]の磨崖仏もある 出羽[[湯殿山]]の行者が立ち寄り、毒蛇を退治し、岩壁に観音像を彫ったと伝わっており、湯殿山と交流があったらしい。現在の本堂は[[日光・中禅寺]]から移されたものという。(金岡秀友、昭和56『古寺名刹大辞典』) [[category:栃木県]]
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