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中臣氏旧跡
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
中臣氏旧跡
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'''中臣氏'''は、[[天児屋根命]]を祖とする[[古代氏族]]。[[藤原氏]]の前身。[[大中臣氏]]も分かれる。「神祇の四姓」(王氏[[伯王家]]、[[中臣氏]]、[[斎部氏]]、[[卜部氏]])の一つ。 ==歴代== ===上古=== *1[[天児屋根命]]:[[枚岡神社]]・[[春日大社]]祭神 *2天押雲根命:[[春日若宮神社]]祭神 *3天種子命:『日本書紀』によると[[神武天皇]]の東征に従軍したという。枚岡神社を創建した。天多禰伎命。 *4宇佐津臣命: *5大御食津臣命:[[恩智神社]]祭神。 *6伊香津臣命 :[[伊香具神社]]や[[開発・己爾乃神社]]の祭神。『続日本紀』781年条には伊賀都臣とある。 *7梨迹臣命:梨津臣命とも。[[意富布良神社]]や[[乃弥神社]]の祭神。 *8神聞勝命:『常陸国風土記』によると[[崇神天皇]]の時代に大坂山で[[鹿島大神]]の託宣を受けたという。 *9久志宇賀主命: *10国摩大鹿島命:『倭姫命世記』によると初代[[神宮祭主]]。[[荒木田氏]]の遠祖。[[阿波庭神社]]祭神。 *11臣狭山命:『常陸国風土記』によると[[景行天皇]]の時代に託宣を受け[[鹿島神宮]]の御船祭を始めたという。[[狭山神社]]祭神。『続日本紀』781年条には意美佐夜麻とある。巨狭山命とも。 *12雷大臣命:[[卜部氏]]や壱岐氏の遠祖。『日本書紀』によると、烏賊津連と称し、[[神功皇后]]が神懸かりを行った時、審神者を務めたという。[[天諸羽神社]]・[[雷神社]]・[[能理刀神社]]・[[太祝詞神社]]・[[霹靂神社]]・[[雷命神社]]・[[裳着神社]]の祭神。中臣烏賊津使主とも。 *13大小橋命:「中臣宮処氏本系帳」に浪速国大県の味原里で生まれたとある。[[鶴橋・比売許曽神社]]の祭神。同神社飛地境内社の[[産湯神社]]は大小橋命の産湯とされ、また近くには[[大小橋命胞衣塚|胞衣塚]]もある。『摂津名所図会』や『摂津名所図会大成』は[[御勝山古墳]]を墓と伝える。 *14中臣阿麻毘舎: *15中臣阿毘古: *16中臣真人: *17中臣鎌子:『日本書紀』によると[[欽明天皇]]の時代、物部尾輿と共に仏教受容に反対したという。 *18中臣黒田: *19中臣常盤:中臣賜姓。 *20中臣可多能祜:中臣方子とも。 *21中臣御食子:蘇我蝦夷と共に[[舒明天皇]]を擁立した。中臣弥気とも。 *22[[中臣鎌足]]:[[藤原氏]]の祖。
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