出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2023年9月16日 (土)
九頭神廃寺(くずかみはいじ)は河内国交野郡(大阪府枚方市牧野本町)にあった古代寺院。飛鳥時代後期に創建され、平安時代まで続いたとみられる。明治20年代に銅仏が発見。1933年(昭和8年)に焼けた土壇が見つかった。1993年(平成5年)の調査で瓦積み基壇がある塔跡が確認された。2005年(平成17年)からの発掘調査で付属院地が出土し、地方寺院では初めての発見となった。
九頭神廃寺史跡公園として整備されている。官社の河内・久須須美神社があったが片埜神社に合祀された。