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二の丸東照宮
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
二の丸東照宮
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'''二の丸東照宮'''は、[[江戸城]]二の丸にあった[[東照宮]]。旧社殿は移築されて現存している。東照大権現への宮号宣下以前になくなったため、'''二の丸東照社'''と呼ぶほうが正確だが便宜上、二の丸東照宮とする。 [[紅葉山東照宮]]、[[本丸東照宮]]に続き、江戸城内に建てられた3番目の東照宮。 徳川家光の創建。 史料によると1635年(寛永12年)の時点では既に存在していたという。 1637年(寛永14年)9月17日上棟式(祠曹雑識)。 同月27日、勅使を迎えて正遷宮(続史愚抄)。祠曹雑識には26日戌の刻に遷宮とあり、大炊頭利勝、伊豆守信綱が供奉、青蓮院門跡尊純法親王、毘沙門堂門跡公海が出座、勧修寺経広が奉幣宣命したという。 1654年(承応3年)9月16日、修造された紅葉山東照宮に合祀された。 旧社殿は川越に移築され、現存しているとされる。 [[三芳野神社]]、[[川越氷川神社]]境内の八坂神社、[[仙波東照宮]]の3社が候補に上がるが諸説あるようである。 紅葉山東照宮にあった「古御宮」が二の丸東照宮の旧殿ともいう(祠曹雑識)。 ==資料== *「城内神廟霊鶴記」:林羅山。 *「二ノ丸権現様興廃記」[http://doi.org/10.24619/00001487]: *「二之丸御指図」 [[category:東京都]]
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