出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
(差分) ←前の版 | 最新版 (差分) | 次の版→ (差分)
慈恩寺(じおんじ)は京都府京都市南区唐橋にあった古代寺院。西寺の南にあり、西寺南院となった。跡地不詳。(参考:同名寺院慈恩寺)
歴史
844年(承和11年)4月、滋野貞主(785-852)が自宅を寄進して創建。『続日本紀』には慈恩院とあり、東大寺僧の円修が別当となった。『百錬抄』には唐の大慈恩寺を真似て作ったとある。852年(仁寿2年)、滋野貞主は慈恩寺西書院で死去(『文徳実録』)。1136年(保延2年)11月に焼失。