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伊勢・法泉寺
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
伊勢・法泉寺
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'''法泉寺'''(ほうせんじ)は、伊勢国度会郡(三重県伊勢市宇治中之切町)にあった[[荒木田氏]](一門)氏寺の[[真言宗]]寺院。山号は蒼渓山。[[伊勢神宮関連旧跡]]。(参考:同名寺院[[法泉寺]]) == 歴史 == 創建は不詳だが、荒木田氏(二門)の氏寺の[[田宮寺]]が長徳年間(995-999)の創建であるから同じころではないかと『宇治山田市史』では推測している。 もと小社村(三重県度会郡玉城町小社曽根小社山あたりか。[[小社神社]]がある)にあった。氏経卿日次記の1464年(寛正5年)11月15日条に「大神宮一門氏寺法泉寺領安芸郡片淵御厨」とある。岩村田山(現在の五十鈴公園の南側あたりか)に移転した。1486年(文明18年)に[[荒木田一門氏神社]]が戦乱を避けて小社村から岩村田山に遷座していることから、同じ頃に移転したのではないかと推測されている。荒木田氏の氏寺であるから、神領中に所領があったが、やがてなくなった。元禄年間には、宇治中之切に移転していた。1596年(慶長1年)修復の記録がありこの頃、中之切に移転か。慶安年間、修復。1868年(明治1年)5月に廃絶。 (神宮典略[https://dl.ndl.go.jp/pid/1215170/1/330]、宇治山田市史[https://dl.ndl.go.jp/pid/1266086/1/97]ほか) [[category:三重県]]
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