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伊勢神宮関連旧跡

出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)

2022年6月19日 (日) 時点におけるWikiSysopKARASUYAMA (トーク | 投稿記録)による版
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伊勢神宮関連旧跡 

目次

概要

伊勢神宮

祭場

皇大神宮宮域

  • 祓所:第一鳥居の奥の右側にある。大祓、重要な祭典の修祓、遥拝式を行う。
  • 祓所:忌火屋殿の前にある。諸祭典の修祓を行う。
  • 御手洗場:五十鈴川の河原。1692年、桂昌院が石敷を寄進。
  • 川原祓所:瀧祭神の奥にある。五十鈴川沿い。式年遷宮で遷御の前日に御装束神宝や神職の修祓を行う。
  • 神楽殿:銅板葺入母屋造。昭和53年12月22日開殿。神楽殿、御饌殿、神札授与所が並ぶ。御神楽を奉納できる。龍虎石や赤玉石と呼ばれる名石がある。
  • 五丈殿:神楽殿のすぐ東に隣接する。摂末社の遥祀祭典、式年遷宮饗膳、雨天時の大祓・修祓・遥拝式などを行う。かつては五丈殿のほか九丈殿、四丈殿があり、あわせて直会殿と呼ばれた。
  • 玉串行事所:内宮正宮の石階の近くの参道両側にある。石壺がある。式年遷宮の遷御や奉幣で、勅使や神職らが玉串を供える際、正宮に入る前にここで太玉串を受け取る。
  • 御贄調舎:内宮正宮の石階下にある。豊受大神の神座となる石畳がある。鰒に忌刀で刻みを入れ塩を加える神事が行われる。
  • 丸山祭場:毎年の大麻用材伐始祭を行う祭場。宇治橋の西の山上の森の中にある。
  • 山口祭場:式年遷宮の山口祭を行う祭場。山口祭場は外宮にもある。
  • 外幣殿:正宮板垣外の西北にある。一時保管する。
  • 忌火屋殿:正宮の西にある。忌火を起こし、神饌を調進する。

豊受大神宮宮域

  • 祓所:第一鳥居の奥の左手にある。奉幣祭の時の修祓を行う。
  • 神楽殿:神楽殿と神札授与所がある。平成12年12月14日に開殿。御神楽を奉納できる。
  • 九丈殿:摂末社所管社の遥祀祭典を行う。
  • 五丈殿:雨天時の修祓、式年遷宮饗膳などを行う。
  • 大庭:九丈殿と五丈殿の前庭。かつては玉串行事が行われた。今も式年遷宮の玉串行事はこの場所で行う。式年遷宮の幣帛読合もここで行う。「一本榊」(廻榊)と呼ばれる榊が立ち、祭典を終えた神職が冠に付けた木綿(ゆう)を外してこの榊に掛けたという。
  • 御饌殿:正宮板垣内の東北にある。外宮にのみある。内宮正宮、外宮正宮、内宮相殿神、外宮相殿神、内宮別宮、外宮別宮の神座があり、毎日「日別朝夕大御饌祭」が行われている。
  • 外幣殿:正宮板垣内の西北にある。幣帛殿とも呼ばれた。
  • 忌火屋殿:正宮の北、参道沿いにある。忌火を起こし、神饌を調進する。日別朝夕大御饌祭の神饌もここで調進する。
  • 多賀宮遥拝所:正宮東敷地の南にある。多賀宮を遥拝する。
  • 川原祓所:正宮東敷地の南にある。俗に「三ツ石」という石積がある。南にある「中の御池」は元は川だった。
  • 山口祭場:式年遷宮の山口祭を行う祭場。下御井神社の北隣にある。山口祭場は内宮にもある。

その他

  • 神田祭場(伊勢神宮神田
  • 忌鍬山木本祭場(伊勢神宮神田)
  • 忌鍬山山口祭場(伊勢神宮神田)
  • 頒布部祭場
  • 御杣始祭祭場
  • 宮川
  • 祓川
  • 宮山祭場

調進関係

伊勢神宮御料地 伊勢神宮式年遷宮旧跡 伊勢神宮御杣山 御木曳旧跡

御塩浜


祭祀者

  • 斎宮関連旧跡
  • 藤波家
    • 岩出祭主館:三重県度会郡玉城町岩出。発掘調査は行われたが、跡地は発見されていない。
    • 藤波祭主館:三重県伊勢市佐八町藤波。跡地は発見されていない。佐八小学校の前に「藤波の里」の石碑がある。
    • 官舎神社:大中臣氏の祖神を祀る神社。
  • 慶光院
  • 神宮家
    • 韓神山:三重県伊勢市楠部町。荒木田氏。祖神天見通命を祭る。
    • 棒原神社:三重県度会郡玉城町上田辺。荒木田氏二門の氏神。皇大神宮摂社。
    • 小社神社:三重県度会郡玉城町小社曽根。荒木田氏一門の氏神。皇大神宮末社。
    • 津布良神社:三重県度会郡玉城町積良。荒木田氏の祖先祭祀が行われていた。皇大神宮末社。
    • 荒木田氏神社:三重県伊勢市館町。岩井田。伊勢・宇治神社に合祀。
    • 守武霊社:宇治神社に合祀。
    • 世木神社:三重県伊勢市吹上町。度会氏。
    • 村松神社:三重県伊勢市村松町。度会家行居館跡
    • 飛社:三重県伊勢市浦口。度会常昌を祀る。
    • 久志本神社:三重県伊勢市神久。度会氏久志本家の祖を祀る。
    • 延佳霊社:豊宮崎文庫にあった。度会延佳を祀る。
    • 猿田彦神社:三重県伊勢市宇治浦田。宇治土公氏。
    • 御厨跡:
    • 神〓(鳥墓神社




参宮


教化

仏教関係

  • 伊勢大神宮寺
    • 逢鹿瀬寺跡:三重県多気郡多気町相鹿瀬。神護景雲元年に神宮寺になる。廃絶。
    • 菩提山神宮寺:三重県伊勢市中村町。行基が創建。廃絶。
    • 大福田寺:三重県桑名市東方。元・伊勢神宮の神宮寺という伝承があるらしい。
    • 法楽舎
      • 宇治法楽舎:おはらい町にあった。
        • 伊勢明王院:法楽舎の別院。本尊は不動明王。「護摩堂」「不動堂」とも。真言宗。豊臣秀吉開基。
        • 普門院:法楽舎隠居寺
      • 山田法楽舎:世義寺智証院。
  • 松尾観音寺:三重県伊勢市楠部町。行基が参宮の際に創建。
  • 円光寺:三重県伊勢市中村町。宇治山田神社に隣接。道宝の参籠した旧跡という。廃絶。
  • 三宝院:三重県伊勢市八日市場町。坂社の前に石碑。
  • 氏寺
    • 大中臣氏
      • 慶宝寺:三重県伊勢市岡本。祭主大中臣輔親が創建。真言宗。もとは釈尊寺といい、最初は三重県度会郡度会町大野木にあったとも、一之木町越坂にあったともいう。豊臣秀吉によって復興。明治に廃絶。
      • 蓮華寺:三重県度会郡度会町棚橋。大宮司大中臣宗幹の娘婿の興胤(覚禅)が創建。醍醐寺との関係を深め、真言宗となる。通海(大中臣氏)が中興し、法楽寺と称した。足利尊氏に親しい賢俊が入り、北朝の拠点となったため、南朝軍と北朝軍が奪い合う地となった。戦国時代には衰退した。1717年に梅香寺の要誉信知が復興、蓮華寺に復称し、浄土宗となった。
      • 蓮台寺:三重県伊勢市勢田町。祭主大中臣永頼が創建。普賢菩薩を祀った。廃絶。
      • 正寿院:三重県伊勢市岩渕。大宮司河辺家の菩提寺。
    • 荒木田氏
      • 法泉寺:三重県伊勢市宇治中之切町。荒木田氏(一門)の氏寺。真言宗。廃絶。
      • 田宮寺:三重県度会郡玉城町田宮寺。荒木田氏(二門)の氏寺。長徳年間、荒木田氏長が創建。真言宗。
      • 天覚寺:三重県伊勢市二見町茶屋。二見ヶ浦にあった。荒木田成長が創建。内宮の法楽を担い、外宮の常明寺に対応する。
      • 盛広院:三重県伊勢市宮後。浄土宗。荒木田氏の堤盛広が創建。 浄土宗。明治に廃絶。
      • 弘安寺:荒木田助行が創建。
    • 度会氏
      • 常明寺:三重県伊勢市倭町。度会氏(二門)の氏寺。天台宗。廃絶。外宮の法楽を担い、内宮の天覚寺と対応。
      • 金剛寺:外宮鬼門除け。度会春彦ゆかり。
      • 光明寺:三重県伊勢市岩渕。臨済宗東福寺派。度会広光が創建。結城宗広の墓がある。
  • その他
    • 世義寺:三重県伊勢市岡本。修験道当山派。伊勢神宮関係の代表的な寺院。
    • 弘正寺:三重県伊勢市楠部町。真言宗西大寺流。叡尊旧跡
    • 欣浄寺:三重県伊勢市一之木。浄土宗。法然旧跡
    • 伊勢大日坊
    • 建国寺:三重県伊勢市宇治浦田。臨済宗。
    • 太江寺:三重県伊勢市二見町江。真言宗。
    • 神照寺:三重県伊勢市宇治館町。西行谷。
    • 寂照寺:三重県伊勢市中之町。徳川家ゆかり。月僊が住す。浄土宗。
    • 成覚寺:重源が参詣した時に随行の諸僧が宿所とした。
    • 国束寺:三重県度会郡度会町平生にある天台宗寺院。本尊は十一面観音聖徳太子が天照大神の神勅を受けて国束山に創建したという。四天王寺末。和宗四天王寺関連旧跡
    • 遍照院:三重県伊勢市楠部町。尾崎遍照院。
    • 興光寺:三重県伊勢市。宇治郷にあった。跡地不詳。弘正寺と同じく真言宗西大寺流。1369年に恵観という学僧がいた。

周辺




墓地

  • 荒木田墓地:荒木田守武墓、荒木田氏経墓
  • 中村墓地:三重県伊勢市中村町。菩提山神宮寺の「曼陀羅石」が残る。
    • 薗田家墓所
    • 荒木田泰国墓
    • 宇治土公家墓所
  • 足代弘訓墓
  • 天神丘墓地:御師の白米家の墓地。荒木田久老の墓。
  • 浦口町墓地:荒木田麗女墓
  • 今北山墓地:三重県伊勢市宇治浦田。宇治橋供養塔、十三仏石塔がある。荒木田末寿墓
  • 大世古墓地:
  • 慶光院墓地
  • 妙見山墓地:三重県伊勢市岩淵。河辺精長の墓。

伊勢信仰の広まり

参考文献

脚注


写真

http://shinden.boo.jp/wiki/%E4%BC%8A%E5%8B%A2%E7%A5%9E%E5%AE%AE%E9%96%A2%E9%80%A3%E6%97%A7%E8%B7%A1」より作成

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