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伊勢長沢・長瀬神社
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2019年4月13日 (土)
長瀬神社(ながせ・じんじゃ)は三重県鈴鹿市長澤町北能褒野(伊勢国鈴鹿郡)にある日本武尊を祀る神社。祭神は日本武尊・住吉三神ほか(日本歴史地名大系。三重県神社庁ウェブサイトでは「倭建命」を主祭神とし、多くの合祀神を挙げる)。日本武尊墓_武備伝承地(武備塚)に隣接。官社論社。村社。(参考:同名神社長瀬神社)
歴史
創建不詳。元の鎮座地は長沢村の北帝という場所だった。官社長瀬神社の比定地としては伊勢菅内・長瀬神社説もあるが、長沢説が有力。御巫清直『伊勢式内神社検録』が長沢説を支持する。近くの宝蔵寺の山号を「長瀬山」と称すことなどが根拠とされた。『宝暦神社記』によると長瀬神社の祭神は住吉大明神と記されており、住吉信仰の神社だった。
1875年(明治8年)、「式内長瀬神社として決定」。1907年(明治40年)頃、武備神社など集落内の諸社を合祀。武備神社は武備塚に付随する神社で、祭神は日本武尊だったと思われる。1911年(明治44年)2月、武備神社の旧地に遷座した。以降、日本武尊が主祭神になったのだろう。(日本歴史地名大系、三重県神社庁ウェブサイト)