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信濃海野・白鳥神社
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2024年4月12日 (金)
白鳥神社は長野県東御市本海野にある白鳥信仰の神社。祭神は日本武尊・貞元親王・善淵王・海野広道。海野氏の氏神。源義仲の挙兵で在陣した地という。松代に分社がある。郷社。
祭神
- 日本武尊:
- 貞元親王:清和天皇皇子。信濃に下ったという伝承がある。千葉県に貞元親王墓(治定外)がある。
- 善淵王:貞元親王の孫。滋野氏・海野氏などの祖。伝説的な人物。滋野恒成、滋野善淵とも。
- 海野広道:海野氏の祖。善淵王の末裔。子孫には真田幸村がいる。
歴史
- 景行天皇41年:日本武尊死去。白鳥となった魂が海野に舞い降りたので住民が宮を建てたという。
- 仲哀天皇2年:勅命で白鳥大明神号が贈られた。
- 平安時代初期:貞元親王が信濃に来て白鳥神社で眼病平癒の祈願。
- 1180年(治承4年):源義仲挙兵。陣取った白鳥が、この地だという。
- 上田城主仙石忠政、社領を没収
- 上田城主仙石忠俊、3貫500文を寄進
- 1624年(寛永1年):松代藩に入部した真田信之が松代にも白鳥神社を創建。
- 1625年(寛永2年):海野宿を開設。
- 1858年(安政5年):海野神社と改称。
- 1873年(明治6年):郷社。1880年(明治13年)とも。
- 1880年(明治13年):白鳥神社と改称。
- 1907年(明治40年):大平寺村の新開社を合祀。