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備後護国神社
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
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備後護国神社(びんご・ごこくじんじゃ)は、広島県福山市にある招魂社・祖霊社。祭神は県内東部の戦没者と福山藩主阿部家歴代の霊。福山招魂社と阿部神社を前身とする。阿部神社は県社で、護国神社は官祭招魂社で内務大臣指定護国神社だった。県内には他の指定護国神社として広島護国神社がある。造営中に戦災で焼失した護国神社を戦後、阿部神社に合祀したため、特異な配置をしている。旧称は福山護国神社。(参考 同名神社福山護国神社)
歴史
明治1年、福山藩主の阿部正桓が戊辰戦争の戦没者を祀って深津郡吉津村に創建。 明治26年、福山城本丸西側の人質櫓跡に創建。 明治34年、福山招魂社と称した。 昭和14年、指定護国神社となり、福山護国神社と改称。 昭和15年から新たな社殿を芦田川河畔に造営を始めたが、 完成目前の昭和20年8月8日に福山大空襲で焼失した。 昭和32年(31年とも)に阿部神社に合祀して合併。備後護国神社と改称した。 (備後護国神社ウェブサイト)