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元興寺・御霊神社
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
元興寺・御霊神社
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'''御霊神社'''(ごりょう・じんじゃ)は、奈良県奈良市にある[[御霊信仰]]の神社。祭神は井上内親王など9柱。[[元興寺]]鎮守。'''木比御霊'''とも呼ばれた。通称は'''南都御霊神社'''。村社。[[元興寺関連旧跡]]。 == 歴史 == 延暦19年(800)、[[五条・御霊神社]]から分霊して創建したと伝わる。南都に通じる三つの街道のうち、上つ道に[[早良親王]]、中つ道に[[井上内親王]]、下つ道に他戸親王を祀って御霊会が営まれていたという。最初は現在地より少し南にあり、跡地に[[元興寺・井上神社]]がある。宝徳3年(1451)、土一揆で元興寺伽藍と共に焼失。現在地に再建された。「夏は崇道天王を祭り、秋は井上内親王を祭り奉る」(吉備御霊祠奉加帳)とあるように[[崇道天皇社]]と共に南都二大御霊社とされた。 (日本歴史地名大系、境内由緒書ほか) ==祭神== *本殿:井上皇后、他戸親王、[[事代主命]] *東社殿:早良親王、藤原広嗣、藤原大夫人 *西社殿:伊予親王、橘逸勢、文屋宮田麿 (表記は境内由緒書による) 現在は以上の9柱とするが、『南都名所集』や『八重桜』では[[吉備真備]]などとする。「木比御霊」の名もそれを連想させる。 [[category:奈良県]]
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