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元興寺・御霊神社

出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2017年11月11日 (土)

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御霊神社(ごりょう・じんじゃ)は、奈良県奈良市にある御霊信仰の神社。祭神は井上内親王など9柱。元興寺鎮守。木比御霊とも呼ばれた。通称は南都御霊神社。村社。元興寺関連旧跡

歴史

延暦19年(800)、五条・御霊神社から分霊して創建したと伝わる。南都に通じる三つの街道のうち、上つ道に早良親王、中つ道に井上内親王、下つ道に他戸親王を祀って御霊会が営まれていたという。最初は現在地より少し南にあり、跡地に井上神社がある。宝徳3年(1451)、土一揆で元興寺伽藍と共に焼失。現在地に再建された。「夏は崇道天王を祭り、秋は井上内親王を祭り奉る」(吉備御霊祠奉加帳)とあるように崇道天皇社と共に南都二大御霊社とされた。七十余町の広範な氏子町を持つ。境内には菅原道真を祀る若宮社、祓戸社、出世稲荷神社がある。 (日本歴史地名大系、境内由緒書ほか)

祭神

  • 本殿:井上皇后、他戸親王、事代主命
  • 東社殿:早良親王、藤原広嗣、藤原大夫人
  • 西社殿:伊予親王、橘逸勢、文屋宮田麿

(表記は境内由緒書による)

事代主を合祀する由来は不明。祭神については各項目や御霊信仰を参照。現在は以上の9柱とするが、『南都名所集』や『八重桜』では吉備真備を含めており「木比御霊」の名もそれを連想させる。

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