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円乗寺
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
円乗寺
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'''円乗寺'''(えんじょうじ)は、京都府京都市右京区花園円成寺町にあった[[真言宗]]寺院。廃絶。[[仁和寺]]子院。[[後朱雀天皇]]の御願寺。歴代天皇が創建した[[四円寺]]の一つ。[[仁和寺関連旧跡]]。 ==歴史== [[file:Kokudo0042.jpg|thumb|300px|龍安寺(国土地理院空中写真より)]] 後朱雀天皇が発願。しかし完成は天皇の崩御後。[[後冷泉天皇]]が造営を引き継ぎ 1055年(天喜3年)10月25日に落慶した。落慶は御斎会に準じて行われた。 当初は[[京都・円教寺]]の中の新堂という扱いだったらしい。金色丈六[[釈迦如来]]、[[普賢菩薩]]、[[文殊菩薩]]、[[延命地蔵菩薩]]、[[如意輪観音]]を祀る。大門、廻廊、経蔵、鐘楼があった。 [[後朱雀天皇陵]]を円乗寺陵という。 陽明門院(後朱雀天皇皇后、三条天皇皇女)の陵墓を円乗寺東陵という。 1068年(治暦4年)五大堂が建立。 1097年(承徳1年)8月5日、暴風で倒壊。 1105年(長治2年)2月27日焼失。以後、「焼堂」と呼ばれた。廃絶。 (『国史大辞典』『日本歴史地名大系』) [[category:京都府]]
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