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出雲大神宮
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
出雲大神宮
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{|class="wikitable" style="width:350px;" align=right |- |style="text-align:center;background-color:#ededed" colspan="2"|'''出雲大神宮'''<br>いずも だい じんぐう |- |style="text-align:center;" colspan="2"|[[ファイル:Izumo-daijingu-tanba (17).JPG|350px]]山中の磐座 |- |style="background-color:#ededed;width:100px;"|概要 |元出雲を称する神社。 |- |style="background-color:#ededed"|奉斎 |大国主命、三穂津姫命<br>(土岐昌訓論文) |- |style="background-color:#ededed"|所在地 |京都府亀岡市千歳町千歳出雲山 |- |style="background-color:#ededed"|所在地(旧国郡) |丹波国桑田郡 |- |style="background-color:#ededed"|所属(現在) |(単立) |- |style="background-color:#ededed"|格式など |[[官社|式内社]]・[[名神大社]]・[[諸国一宮|丹波国一宮]]・[[国幣中社]] |- |style="background-color:#ededed"|関連記事 |[[出雲信仰]] <!-- |- |style="text-align:center;" colspan="2"| <googlemap version="0.9" lat="35.007626" lon="135.768142" type="map" zoom="16" width="350" height="300" controls="large"> http://maps.google.co.jp/maps/ms?hl=ja&ie=UTF8&vps=1&jsv=327b&brcurrent=h3,0x34674e0fd77f192f:0xf54275d47c665244&msa=0&output=nl&msid=208806612508013451037.0004c2169adf4c6a43301 </googlemap> --> |} [[category:個別記事]] [[category:京都府]] ==概要== <!-- ==奉斎== ==由緒== --> ==歴史== 戦後、当初は神社本庁に参加し、[[別表神社]]だったが、1952年(昭和27年)7月、離脱を宣言。同年に手続きが完了したらしい。 ==境内== *本社:祭神は[[大国主命]]・[[三穂津姫命]]。現在の本殿は社伝では1350年(正平5年/観応1年)の[[足利尊氏]]の造営とされるが、確証はない。1445年(文安2年)銘の棟札がある。近世には「中ノ宮」と呼ばれている。 *上の社:祭神は[[素戔嗚尊]]・[[櫛稲田姫尊]]。現在の社殿は1813年(文化10年)の造営。近世には「上ノ宮」と呼ばれた。 *笑殿社:祭神は[[事代主命]]・[[少那毘古名命]]。近世には「祓殿」とも呼ばれた。 *稲荷社:祭神は[[宇迦之御魂神]]。 *春日社:祭神は[[建御雷之男神]]・[[天児屋根命]]。 *弁財天社:祭神は[[市杵島姫命]]。 *黒太夫社:祭神は[[猿田毘古神]]・[[大山祇神]]。飛地境内。近世には「一ノ宮」とも呼ばれた。 *崇神天皇社:祭神は[[崇神天皇]]。 *祖霊社:祭神は「歴代の神職や役員、総代氏子並びに特別崇敬者の物故者」。[[祖霊社]]。飛地境内。黒太夫社のそばにある。 *御蔭山:祭神は[[国常立尊]]。神体山でもあるとされる。 *地当ノ宮:廃絶か *磐座群:御蔭山に至る山道に多くの巨石がある。 *古墳: *御蔭の滝:龍神が宿るという。 *真名井:名水として知られる。 *夫婦岩: *招霊木:御神木。 *御供所:1854年(安政1年)再建。 *観音堂:本尊は[[十一面観音]]。神宮寺と呼ばれた。創建不明。1733年(享保18年)再建か。神仏分離で廃絶。本尊は近くの極楽寺に移されて現存する。 神名の漢字表記は『出雲大神宮史』などに基づく。 ==組織== ===神主=== 元は村民が兼業で神主や禰宜を務め、神主と禰宜が対等な立場で経営にあたっていたようだが、やがて神主が主導的立場に立った。神主家は[[吉田家]]の裁許状を受けた。禰宜家は[[白川家]]の免状を受け、神主家に対抗し訴訟を起こすが敗訴した。 *広瀬伯耆:安之丞。1706年(宝永3年)出雲村苗家により神社支配権が認められた。1712年(正徳2年)吉田家から裁許状を得た。 *広瀬駿河:1747年(延享4年)、白川家に入った禰宜と争論になるが、京都町奉行所で勝訴となる。 *広瀬志摩:1783年(天明3年)、吉田家から[[小幡神社]]上田加賀と共に丹波国の社法取締役に命じられる。 *広瀬伯耆(1842-)<1855-1873>:江戸時代最後。1842年(天保13年)生。1855年(安政2年)8月、吉田家裁許状を得て神主職を相続。1873年(明治6年)6月17日、一旦「神勤」を解任され、権禰宜となり同時に[[教導職]]少講義となる。その後も神社経営の実務を担っていたとみられる。広瀬正備。 ===大宮司・宮司=== *江藤正澄(1836-1911)<1874-1874>:1874年(明治7年)1月31日、出雲神社宮司。1874年(明治7年)2月18日、[[丹生川上神社]]大宮司。(略歴は、[[広瀬神社#組織]]を参照) *中野千依()<1874->:彦根藩士。1874年(明治7年)5月10日、出雲神社宮司。 (略歴は、[[井伊谷宮#組織]]を参照) *小島備源()<1876-?>:和歌山藩士。1876年(明治9年)1月、出雲神社宮司。著書『異船記』。 *藤木保受()<?-1911>:[[上賀茂神社]]神職。1873年(明治6年)6月に出雲神社禰宜(この時宮司は空席)。その後宮司。1911年(明治44年)5月22日、[[高良大社]]宮司。 *広瀬侍郎()<1911->:1911年(明治44年)5月22日、出雲神社宮司。[[大本]]の[[出口王仁三郎]]と交流。著書『国幣中社出雲神社略記』 *広瀬伯紀()<>:[[神社本庁]]離脱を決める。 *岩田昌樹()<-2012>:2012年(平成24年)退任。 *岩田昌憲()<2012->:2012年(平成24年)就任 (明治7年、西川須賀雄もいたという記述も) ===少宮司・権宮司=== *岡部譲(1849-1937)<1873-1874>:1873年(明治6年)から1874年(明治7年)まで権宮司。(1874年(明治7年)2月~5月に宮司?)(略歴は、[[伏見稲荷大社#組織]]を参照) *乾満昭(1835-1907)<1874-1876>:薩摩国出身。1835年(天保6年)生。白峰宮、吉田神社禰宜を歴任。1874年(明治7年)5月28日、出雲神社権宮司。1876年(明治9年)7月22日、[[広田神社]]少宮司。1907年(明治40年)3月18日死去。73歳。(略歴は、[[若狭彦神社#組織]]を参照) ==画像== <gallery> file:izumo-daijingu-tanba (1).jpg| file:izumo-daijingu-tanba (2).JPG| file:izumo-daijingu-tanba (3).JPG| file:izumo-daijingu-tanba (4).JPG| file:izumo-daijingu-tanba (5).JPG| file:izumo-daijingu-tanba (6).JPG| file:izumo-daijingu-tanba (7).JPG| file:izumo-daijingu-tanba (8).JPG| file:izumo-daijingu-tanba (9).JPG| file:izumo-daijingu-tanba (10).JPG| file:izumo-daijingu-tanba (11).JPG| file:izumo-daijingu-tanba (12).JPG| file:izumo-daijingu-tanba (13).JPG| file:izumo-daijingu-tanba (14).JPG| file:izumo-daijingu-tanba (15).JPG| file:izumo-daijingu-tanba (16).JPG| file:izumo-daijingu-tanba (17).JPG| file:izumo-daijingu-tanba (18).JPG| file:izumo-daijingu-tanba (19).JPG| file:izumo-daijingu-tanba (20).JPG| file:izumo-daijingu-tanba (21).JPG| file:izumo-daijingu-tanba (22).JPG| file:izumo-daijingu-tanba (23).JPG| file:izumo-daijingu-tanba (24).JPG| File:出雲大神宮_(1).jpg| File:出雲大神宮_(10).jpg| File:出雲大神宮_(12).jpg| File:出雲大神宮_(13).jpg| File:出雲大神宮_(14).jpg| File:出雲大神宮_(15).jpg| File:出雲大神宮_(16).jpg| File:出雲大神宮_(17).jpg| File:出雲大神宮_(18).jpg| File:出雲大神宮_(19).jpg| File:出雲大神宮_(20).jpg| File:出雲大神宮_(21).jpg| File:出雲大神宮_(24)_.jpg| File:出雲大神宮_(25)_.jpg| File:出雲大神宮_(26).jpg| File:出雲大神宮_(27).jpg| File:出雲大神宮_(28).jpg| File:出雲大神宮_(29).jpg| File:出雲大神宮_(30)_.jpg| File:出雲大神宮_(31)_.jpg| File:出雲大神宮_(32)_.jpg| File:出雲大神宮_(4).jpg| File:出雲大神宮_(5).jpg| File:出雲大神宮_(6).jpg| File:出雲大神宮_(7).jpg| File:出雲大神宮_(9).jpg| </gallery> <!-- ==古典籍== --> ==資料== *出雲神社社記:1783年(天明3年) *上田正昭監修2009『出雲大神宮史』 *平石充2013「神郡神戸と出雲大神宮・於友評」『古代文化研究』21 *泉万里「出雲神社絵図」『國華』126-6 *栗田寬1895「丹波の一宮出雲神社の事につきて」『皇典講究所講演』142 *『古事類苑』「出雲神社」[https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/897627] *田中勝雄「丹波一ノ宮出雲神社参籠之記」『旅と伝説』[https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1483564](国会限定) *『官国幣社特殊神事調』 *奈良本辰也1982「『徒然草』にみる出雲神社」『京都歴史歳時記』 ==脚注== <references/>
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