ようこそ『神殿大観』へ。ただいま試験運用中です。

吸江寺

出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
1行: 1行:
-
'''吸江寺'''(ぎゅうこうじ)は、高知県高知市の五台山麓にある[[臨済宗]]寺院。[[夢窓疎石]]が創建。[[臨済宗妙心寺派]]
+
'''吸江寺'''(ぎゅうこうじ)は、高知県高知市吸江(土佐国長岡郡)の五台山麓にある[[臨済宗]]寺院。本尊は[[聖観音]]。[[夢窓疎石]]が創建。[[臨済宗妙心寺派]]。旧称は'''吸江庵'''。山号は五台山。
 +
 
 +
== 歴史 ==
 +
1318年、[[夢窓疎石]]が執権[[北条家]]の招聘から免れるためこの地に滞在し、草庵を結んだのが始まり。
 +
夢窓疎石は[[足利尊氏]]の帰依を受けたため、尊氏の守本尊の[[地蔵菩薩]]を祀った。
 +
滞在は2年ほどだったが、門下の義堂周信や絶海中津らが跡を継ぎ、室町幕府の庇護を受けて発展した。
 +
当初は[[土佐・竹林寺]]の支配下にあったが、1353年頃に独立した。
 +
1397年には[[相国寺勝定院]]の末寺になっていた。
 +
1406年、「吸江庵法式」制定。
 +
守護代細川氏や長曽我部氏の庇護を受けた。
 +
 
 +
江戸時代初期、湘南が山内一豊の義子となり入寺。
 +
吸江寺と改称したのはこの時という。
 +
青年時代の[[山崎闇斎]]が修行した。
 +
 
 +
 
近くに[[高知県護国神社]]や[[兼山神社]]や[[土佐神社離宮]]がある。
近くに[[高知県護国神社]]や[[兼山神社]]や[[土佐神社離宮]]がある。
 +
(『日本歴史地名大系』)
[[category:高知県]]
[[category:高知県]]

2020年9月28日 (月) 時点における版

吸江寺(ぎゅうこうじ)は、高知県高知市吸江(土佐国長岡郡)の五台山麓にある臨済宗寺院。本尊は聖観音夢窓疎石が創建。臨済宗妙心寺派。旧称は吸江庵。山号は五台山。

歴史

1318年、夢窓疎石が執権北条家の招聘から免れるためこの地に滞在し、草庵を結んだのが始まり。 夢窓疎石は足利尊氏の帰依を受けたため、尊氏の守本尊の地蔵菩薩を祀った。 滞在は2年ほどだったが、門下の義堂周信や絶海中津らが跡を継ぎ、室町幕府の庇護を受けて発展した。 当初は土佐・竹林寺の支配下にあったが、1353年頃に独立した。 1397年には相国寺勝定院の末寺になっていた。 1406年、「吸江庵法式」制定。 守護代細川氏や長曽我部氏の庇護を受けた。

江戸時代初期、湘南が山内一豊の義子となり入寺。 吸江寺と改称したのはこの時という。 青年時代の山崎闇斎が修行した。


近くに高知県護国神社兼山神社土佐神社離宮がある。

(『日本歴史地名大系』)

http://shinden.boo.jp/wiki/%E5%90%B8%E6%B1%9F%E5%AF%BA」より作成

注意事項

  • 免責事項:充分に注意を払って製作しておりますが、本サイトを利用・閲覧した結果についていかなる責任も負いません。
  • 社寺教会などを訪れるときは、自らの思想信条と異なる場合であっても、宗教的尊厳に理解を示し、立入・撮影などは現地の指示に従ってください。
  • 当サイトの著作権は全て安藤希章にあります。無断転載をお断りいたします(いうまでもなく引用は自由です。その場合は出典を明記してください。)。提供されたコンテンツの著作権は各提供者にあります。
  • 個人用ツール