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圀勝寺
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
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圀勝寺(こくしょうじ)は岡山県小田郡矢掛町東三成(備中国小田郡)にある吉備真備ゆかりの真言宗寺院。本尊は地蔵菩薩。高野山真言宗。旧称は得道寺。山号は神遊山。
歴史
758年(天平宝字2年)、吉備真備が創建したと伝える。得道寺と称した。1699年(元禄12年)、東1kmにある谷川内から銅壺が出土し、708年(和銅1年)の「下道圀勝弟圀依朝臣右二人母夫人之骨蔵器」との銘文があった。圀勝は吉備真備の父の名であるため、真備の祖母の骨蔵器とされた。1727年(享保12年)、庭瀬藩主板倉昌信の命令で得道寺にこの骨蔵器を祀る神社が建てられ、翌年、光助霊神の神号が与えられた(光助霊神宮)。1730年(享保15年)、圀勝寺と改称した。(日本歴史地名大系)