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土佐・三谷寺
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
土佐・三谷寺
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'''三谷寺'''(みたにでら)は高知県高知市三谷(土佐国土佐郡)にある[[清水観音信仰]]の[[真言宗]]寺院。本尊は[[千手観音]]。古くは[[醍醐寺三宝院]]に属し、周辺の[[山伏]]取締だった。[[真言宗豊山派]]。弘法院。山号は清水山。旧称は三谷山千手院弘法寺。 (参考:同名寺院[[三谷寺]]・[[弘法寺]]) 弘法寺は[[坂上田村麻呂]]が諸国に建てた観音寺院の一つと伝え、[[京都]][[清水寺]]の観音と同作という。 [[空海]]が二度立ち寄り[[薬師如来]]と[[不動明王]]を祀ったという。 1559年、本山氏と長曽我部氏の合戦で焼失。三像は難を逃れた。 1665年、3代藩主山内忠豊は浦戸沖に台風にあったが弘法寺本尊のおかげで助かったとして伽藍を再興。 修験としては[[都積洞穴]]を奥之院として「山駆行法」を続けていたという。 1871年、廃絶となったものの本堂は観音堂として残っていた。 しかし1886年に焼失。1888年に再建。 1942年、三谷寺と改称した。 (『日本歴史地名大系』) [[category:高知県]]
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