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土佐・香山寺

出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)

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香山寺(こうさんじ)は土佐国幡多郡(高知県四万十市坂本)にあった真言宗寺院。本尊は十一面観音。宝生山求聞持院とも、南見山高寿院とも。 (参考:同名寺院香山寺

歴史

空海が創建したと伝える。1237年に一条家が香山寺に田を寄進した書状が残る。 この頃、金剛福寺の支配下にあったらしい。 天和年間に衰退。山内忠義、山内忠豊が再建。 明治以降に廃絶した。

境内に南仏堂があった。南仏は金剛福寺中興とされる僧侶。一条天皇の時代、御所の左近の桜、右近の橘が同時に枯れたので諸国の僧を招いて祈祷させたが効がなかった。南仏は山伏の南光と共に上洛して祈祷したところ木はたちまち蘇った。褒賞を訊かれた南仏は「笑い不動」を所望し、与えられた。南仏は金剛福寺に帰らず、香山寺に留まりこの地で没した。南仏の像が作られ祀られていた。南仏堂はなくなったが像は現存するという。

また鎮守として珍奇権現があった。 (『日本歴史地名大系』)

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