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土津神社
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
2018年11月27日 (火) 時点におけるWikiSysopKARASUYAMA (トーク | 投稿記録)による版
土津神社(はにつ・じんじゃ)は福島県耶麻郡猪苗代町美禰山にある会津藩主保科正之を祀る垂加神道の霊社。祭神は土津霊神(保科正之)と武内宿禰。県社。磐椅神社の末社だった。領主奉斎神社。
歴史
保科正之は徳川秀忠の四男。山崎闇斎・吉川惟足に師事し、朱子学と垂加神道を学んだ。生前の寛文11年、惟足から土津霊神号を授けられる。 翌年、惟足と家老友松氏興と共に磐梯山麓の現在地を検分し、ここに葬るように遺言。 同年12月、江戸藩邸で死去し、翌年、遺言通りに葬られた。 1675年、友松氏興の監督で社殿が完成し、土津神社が鎮座した。 1868年、戊辰戦争で新政府軍の侵攻を前に、蹂躙を恐れた猪苗代城代が火を放って焼失。 1870年、転封先の斗南藩五戸に遷座。翌年、藩庁移転で田名部に遷座。 1874年、会津の旧地に戻り、磐梯神社に仮遷座。1880年、現在の社殿が再建された。 (日本歴史地名大系)