大中寺

出典：安藤希章著『神殿大観』（2011-） 最終更新：2024年4月18日 (木)

大中寺（だいちゅうじ）は、栃木県栃木市大平町西山田にある曹洞宗寺院。関三刹の一つ。1489年(延徳1年)、小山重長を開基、快庵妙慶を開山として創建。継承争いで分かれた栃木市大平町榎本にも同名寺院がある。末寺の江戸触頭として泉岳寺を擁した。江戸三田に宿寺があった。太平山天暁院大中護国禅官寺。

組織

住職

• 曹洞宗大系譜[1]
• 『江戸時代洞門政要』「六刹住持年表」[2]

• 1快庵妙慶（1422-1493）<>：龍泰寺の華叟正萼の法嗣。顕聖寺・大中寺の開山。
• 2培芝正税（）<>：
• 3圭庵伊白（?-1538）<>：培芝正税の法嗣。
• 4龍州文海（）<>：
• 5海庵尖智（）<>：海庵泉智。
• 6快叟良慶（?-1578）<>：海庵尖智の法嗣。上杉謙信の叔父。
• 6無学宗〓（）<>：榎本に寺を創建。
• 7天嶺呑補（1509-1588）<>：快叟良慶の法嗣。傑岑寺、天嶽寺を創建。
• 8白庵秀関（1546-1621）<>：上野龍門寺、下野鏡山寺を創建。白庵宗関とも。
• 9朴堂宗淳（?-1605）<>：白庵秀関の法嗣。僧録となる。柏堂宗淳とも。
• 10韓嶺良雄（?-1615）<>：朴堂宗淳の弟子。
• 11建室宗寅（生没年不詳）<>：韓嶺良雄の法嗣。建室宗演。
• 12門庵宗関（1546-1621）<>：泉岳寺、豪徳寺、江戸・長谷寺の開山。
• 13天南松薫（1573-1640）<1615->：可睡斎の鳳山等膳の下で出家。門庵宗関の法嗣。徳川家康と鳳山等膳の縁から1615年(元和1年)3月20日、大中寺に入り僧録となる。天庵松薫
• 14鉄州韓〓（）<>：（〓は「族」の下に「鳥」）
• 15独歩秀作（）<>：
• 16門解蘆関（）<>：泉岳寺中興4世。1654年(承応3年)2月13日死去。
• 17鉄外呑〓（）<>：泉岳寺中興5世。1657年(明暦3年)11月13日入寺。（〓は「族」の下に「鳥」）
• 18月洲尊海（?-1682）<>：永平寺31世。寂円派。
• 19好覚海厳（）<>：好覚解厳
• 20好山鉄柔（）<>：
• 21燈印察伝（）<>：
• 22連山交易（）<>：常陸大雄院。
• 23石牛天梁（?-1714）<>：永平寺37世。寂円派。
• （前）月心寂照（）<>：
• 24竹岩梅仙（）<>：
• 25白岩英龍（）<>：
• 26益州柳音（）<>：泉岳寺11世。
• 27義晃雄禅（1671-1740）<>：永平寺41世。
• 28碧峰光潭（）<>：
• 29東朝恵日（）<>：
• 30央元密巌（?-1761）<>：永平寺43世。
• 31大晃越宗（?-1758）<>：永平寺44世。永昌院23世。泉岳寺19世。
• 32良須弥山（?-1771）<>：永平寺46世。
• 33心光海印（）<>：陽山寺21世、正山寺10世、大円寺14世、泉岳寺23世。功雲院開山。
• 34国元大耕（?-1794）<>：永平寺49世。永林寺10世。龍谷寺12世。大円寺16世。大耕国元。
• 35永祝貞順（）<>：功雲院2世、大円寺17世、泉岳寺28世。門良院開山。永賀貞順
• 36霊岳恵源（?-1806）<>：永平寺51世。
• 37天真海禅（）<>：龍昌寺16世。泉岳寺30世。
• 38玄陶大龍（）<>：高源寺19世。門良院2世。大円寺22世。泉岳寺31世。
• 39博容卍海（?-1821）<>：永平寺54世。永興寺9世。興善寺19世。黄梅院17世。泉岳寺32世。
• 40犀月透明（）<>：貞昌寺17世。慈眼寺21世。総禅寺19世。泉岳寺33世。
• 41大転昌隆（）<>：門良院4世。総禅寺23世。大円寺27世。
• 42臥雲童龍（1790-1870）<>：永平寺60世。永林寺22世。大円寺28世。
• 43泰巌斯道（）<>：天龍寺30世、長泉寺14世。保安寺17世。功雲院7世
• 44素宗無着（）<>：
• 45活宗悟参（）<>：1890年(明治23年)死去。