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大和・大野寺
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
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大野寺(おおのじ)は、奈良県宇陀市室生大野にある真言宗寺院。本尊は弥勒菩薩。真言宗室生寺派。室生寺の西の大門という。山号は楊柳山。(参考:同名寺院大野寺_(同名))
白鳳年間に役小角が創建。824年(天長1年)空海が室生寺を開く時にこの地に弥勒菩薩を奉じて慈尊院弥勒寺と称した。 宇陀川沿いにあり、寺の対岸に高さ11.5m、総高13.8mの弥勒磨崖仏がある。興福寺別当の雅縁の発願で1208年(承元2年)に造立。笠置寺の弥勒磨崖仏を模したという。1209年(承元3年)に後鳥羽上皇が御幸して開眼供養した。
本堂に秘仏弥勒菩薩の他、役小角や地蔵菩薩も祀る。 磨崖仏の礼拝所がある。