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大和・往生院
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
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往生院(おうじょういん)は、奈良県生駒市有里にある行基ゆかりの南都仏教寺院。本尊は阿弥陀如来。行基の火葬所。法人格がない単立寺院。輿山往生院。大和・竹林寺の南500mにある。竹林寺の奥之院とも言われる。輿山(こしやま)の地名は行基の柩を置いたためとされる。中世以来の総墓(惣墓)の代表例輿山墓地(輿山総墓)が周辺に広がる。(参考:同名寺院往生院)
元来、本堂は五輪塔を覆うように建てられていたが、1998年(平成10年)の改築で、本堂を前方に移築。背後から五輪塔を直に拝めるようにした。五輪塔の無銘だが、鎌倉時代のものとされ、行基の墓とも伝える。 1259年(正元1年)銘の宝篋印塔は近畿地方でも最古級の宝篋印塔という。