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大峰七十五靡
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
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大峯七十五靡 |
緑の炎マークが靡 |
目次 |
概要
大峰七十五靡(おおみね・ななじゅうご・なびき)とは吉野大峰山にある修験道の霊場である。入峰修行の行場である。
75箇所にどこを当てるのかは異同があるが、宮家準『大峰修験道の研究』355-358に載せる、近世末期のものを基準とした。
歴史
一覧
- 75 柳の宿:一の坂行者堂が現存。近くには初花権現社がある。対岸の「柳の渡し」跡に灯籠が残る。
- 74 丈六山:現在の吉野神宮の地。明治維新前には勝福寺があった。この寺には丈六の蔵王権現像を祀る蔵王堂があり、金峰山寺、安禅寺と並ぶ三蔵王堂の一つだった。丈六山の名もこれに由来。幕末の四十二宿の「丈六堂宿」。また一の蔵王、一の行場とも呼ばれた。吉野神宮造営のため、大規模に整地され、跡形もない。近くには四十二宿の一つ「峰之坊宿」だった峰薬師堂跡がある。
- 73 吉野山:金峰山寺。
- 72 水分社:靡となったのは近代以降。幕末には勝手神社が靡とされていた。
- 71 金精大明神:
- 70 愛染宿
- 69 二蔵宿
- 68 浄心門
- 67 山上ケ岳
- 66 小篠の宿
- 65 阿弥陀森
- 64 脇の宿
- 63 普賢岳
- 62 笙の窟
- 61 弥勒ケ岳
- 60 稚児泊
- 59 七曜岳
- 58 行者還り
- 57 一の多和
- 56 石休場
- 55 講婆世宿
- 54 弥山
- 53 頂仙ケ岳
- 52 古今の宿
- 51 八経ケ岳
- 50 明星ケ岳
- 49 菊の窟
- 48 禅師の森
- 47 五鈷の峰
- 46 船の多和
- 45 七面山
- 44 楊枝の宿
- 43 仏性ケ岳
- 42 孔雀ケ岳
- 41 空鉢ケ岳
- 40 釈迦ケ岳
- 39 都津門
- 38 深仙宿
- 37 聖天の森
- 36 五角仙
- 35 大日ケ岳
- 34 千手岳
- 33 二つ石
- 32 蘇莫岳
- 31 小池の宿
- 30 千草岳
- 29 前鬼
- 28 三重滝
- 27 奥守岳
- 26 子守岳
- 25 般若岳
- 24 涅槃岳
- 23 乾光門
- 22 持経宿
- 21 平地宿
- 20 怒田宿
- 19 行仙岳
- 18 笠捨山
- 17 槍ケ岳
- 16 四阿宿
- 15 菊ケ池
- 14 拝返し
- 13 香精山
- 12 古屋宿
- 11 如意珠ケ岳
- 10 玉置山
- 9 水呑宿
- 8 岸の宿
- 7 五大尊岳
- 6 金剛多和
- 5 大黒岳
- 4 吹越山
- 3 新宮証誠殿
- 2 那智山
- 1 本宮証誠殿
参考文献
- 宮家準『大峰修験道の研究』355-358、近世末期のもの
- 森沢義信、2006『大峯奥駈道七十五靡』ナカニシヤ出版
参考文献
- 宮家準『大峰修験道の研究』355-358